最近、飲食店やスーパー、またテレビCMなどで
健康に配慮した商品をよく見かけるようになりました。
その一方で、そうした風潮の反動でしょうか、
過剰なほどに高カロリーで高脂質の料理も
話題になります。
これらの料理を「食べると太る」と分かっていても、
無性に食欲をそそられる背徳感から、
「悪魔飯」などと呼ばれます。
そんな食の嗜好が多様化する中、
大切にし、守りたいこともあります。
それは、「誰かと一緒に食べる」ことです。
猿やゴリラといった類人猿は、
仲間と一緒に食べることをしないそうです。
つまり、食べ物を分配し、
一緒に食べることは人類特有の能力だそうです。
人類の祖先は、美味しいものを分かち合い、
一緒に食べるという経験を共有することで、
共感能力や信頼関係を築いてきた歴史があります。
毎日繰り返す「食」を考える時、
何を食べるかはもちろん大切ですが、
「誰とどのように食べるか」も関心を向けたいですね。
誰かと一緒に食べる時間も大切にしましょう。