これまで成幸する寸前に脱落する大富豪を多く見てきました。
この、”寸前”とは、もう4つの自由を手に入れられるだろうと思った瞬間のことです。
でもその寸前に大きな落とし穴があるのが世の常です。
何でもそうですが、締めくくりを疎かにしては、物事は成就しません。
中国の史書にこんな言葉が書かれています。
『百里行く者は、九十を半ばとす』
”物事の9割まで来てやっと半分と心得よ”、
という戒めの言葉です。
9割というと、ほぼゴールが見える段階です。
レースでいえば、最終コーナーを過ぎ、
最後の直線を走っている段階です。
この時に、「このまま行けば大丈夫」と気を緩めるか、
それとも、「最後の1割こそが重要だ」と、
いっそう集中して行うのか、
その違いが成果に大きな差を生みます。
何でもそうですけど、
小さなことでも終わりをきちんと全うする習慣を
身につけたいですね。