お正月に初詣に出かけて参拝してから
随分日が経ちましたが、
その時に祈願した願い事は成就したでしょうか?
日常生活についても、神社や神棚にお願い事をしたり、
お墓やお仏壇に手を合わせたりする機会はあるものです。
一方、その願いが成就した時には、
お礼参りをする風習があります。
これを「願掛け」に対し、「願解き(がんほどき)」といいますが、
願いが叶った時のお礼はつい忘れがちです。
多くの人は、願掛けをしたことすら忘れてしまい、
自分だけの努力だけで物事がなされたように思い違いをしがちです。
こういう人は、たとえ夢が叶って成功者になっても
成幸者になることはありません。
つまり、成功人生が長続きすることは無いという事ですね。
お礼をするという事は、「お蔭様」という
感謝の心を形に表すということです。
そこに実際に目に見えない力が働いたかどうかは
分からなくても、そう信じ、頭を下げることが大切なのです。
「勝って兜の緒を締めよ」という諺がありますが、
物事がうまくいった時こそ、感謝の区切りをつけてから、
次の物事に取り組む慎みを持ちたいですね。