良い伴侶が人生を変える? | トニーの成幸ブログ

男は1948年に生まれるが、

両親は不明。


よって、実際の生年月日も不明。


生後まもなく孤児院に引き取られるが、

3歳の時に子供の出来ない雑貨商を営む夫婦の

養子となる。


養父が競輪やパチンコ等、

ギャンブル好きで生活が不安定だった

ことから、養父に愛想を尽かした

養母が失踪。


8歳の時、居場所が判明した

養母を頼り、一緒に住むが、

またも養母は子供を捨てて家を出た。


仕方なく養父の元に戻ったが、

毎日パチンコ屋に行かされ、

こぼれ玉やシケモク集めをさせられた。


少しでもサボると全裸にされ、

容赦なく殴られた。


働かない養父と2人での生活は、

電気も水道も止められ、

ロウソクで明かりを灯し、

雑草を食べて生き抜いた。


15歳の時、養父が胃ガンのため他界。


再び養母と同居するようになった。


生活は苦しく、毎日朝始発電車に乗り、

登校前に豆腐屋でアルバイトしながら

学費、生活費などを稼ぎ、高校を卒業。


地元の不動産屋に就職し、

そこで知り合った女性と結婚した。


ここから人生の転機をむかえる。


不動産屋でノウハウを学び、独立。


しかし、

不動産業の収入が不安定だった

ことから、妻が喫茶店を始める。


開店初日に男が目にしたのは、

開店10分ほどで満席となった光景。


不動産とは違う世界に面白みを感じ、

飲食業が天職であると悟った。


直ぐに不動産業からの撤退を決意し、

夫婦で喫茶店経営に集中した。


2号店となる珈琲専門店をオープン。


妻が作ったカレーが人気を呼び、

カレー専門店への転身を決断。


愛知県の田舎町にカレー屋1号店を

出店するために、地元の信用金庫で

100万円を借りる。


その出店開業資金のうち、

20万円を役場の社会福祉課に

匿名で寄付する。


開店4年後には年商3億円を突破し、

法人(株式会社)化。


さらに15年後には、500店舗を達成し、

日本一のカレー店チェーンを築く。


男の名前は、宗次徳二。

カレーハウスCoCo壱番屋の創業者。


毎日、3、4時間の睡眠時間で、

必ず4時45分には出社。


1000通以上の「お客様アンケート」

を読み、店舗の掃除を行なうのが

日課であったという。


500店舗を達成した機に、

妻を社長に立て、自らは会長に就任。


その4年後には、

19歳でアルバイトとして入社した

人物を社長に就かせた。


それと同時に会長職も辞任して

代表権のない顧問役になる。


その後、福祉施設や

ホームレスの支援を目的とした

NPO法人を設立し理事長に就任。


クラシック音楽の普及を目的として、

28億円の私財を擲って

音楽ホールを建設。


経済的理由で進学できない

音楽家志望の児童の支援や、

小中学校への吹奏楽器寄付も行う。


今は、毎朝4時に起き、

ホール周辺を掃除し、花を植え、

昼はスタッフの食事を作り、

公演前には入場口で客を出迎え、

一緒にクラシック音楽を堪能するのが

楽しみだという。


なお、2015年に壱番屋の

株の半数以上をハウス食品グループに

渡した事により、

ハウス食品の子会社となった。


宗次氏の持つ株の売却益は

200億円を超えるという。


宗次氏から学べることはたくさんある。


# 良い伴侶を得た事が人生の転機


# 余裕の無い資金からの寄付

  (ギブ・アンド・テイク)


# お客様の声に耳を傾け続けた


# 毎朝早起き


# 汚い作業(掃除)を自ら進んで行う


# 他人が喜ぶことに時間(寿命)を使う


などなど。。。


その他、あなたが学べたことは

何でしょうか?


良い週末をお過ごし下さいね。