「身銭を切る」という言葉があります。
自分のお金で支払う事を意味しますが、
この”自分の”は、個人のお金であって
自分の会社でも自分の親のお金でもありません。
それは自分で貯めたお小遣いであったり、
自分が働いた報酬として頂けるお金(給料)という事になります。
ある、著名な大学教授は
この「身銭を切る」ことについてこう語っていました。
「本当に味覚を楽しもうと思ったら、
身銭を切った店の食事のほうがよいのではないか。
身銭を切っておけば、まずいかうまいかについての
判断も厳しくなるだろうし、凡人の場合は
身銭を切ることが判断力を確実に向上させる」
確かにそうかもしれません。
例えば自分のスキルアップのために
セミナーや講座を受ける場合、
自分で支払うと、最大限の収穫を得ようとして
学ぶ姿勢も積極的になるものです。
しかし逆に、会社や親などにお金を出してもらうと
どうしても学ぶ姿勢が受け身になり、意欲も乏しく
集中して学べないものです。
このように、自分のスキルアップにつながるような
出費については、極力身銭を切りたいですね。
このような判断と行動が、
その出費を ”生き金” へと変えていくのです。