昨年、将棋の羽生善治さんが将棋界初の「永世七冠」を達成し、
今年国民栄誉賞を受賞しました。
これだけの才能を発揮するのだから、
かなり小さい時から将棋と出会っていたと思いがちですが、
小学校に入ってからと、意外に遅かったそうです。
それでは、親や周りの人が将棋の名人で、
恵まれた環境だったのかと思いきや、
将棋との出会いは同級生の友人の家でした。
小学校二年生で将棋クラブに入ったものの、
あまりにも弱かったため、
本来なら七級からスタートするところを十五級からと
なったそうです。
普通なら落ち込みそうなスタートですが、
持ち前の好奇心と探求心で徐々に昇段を果たし、
プロの世界で偉業を達成するまでになった。
素晴らしいですね。
人間、スタートで上手くいかないと、
自信を無くしたり、途中で諦めたりするものです。
諺で、「始めよければ終わりよし」とありますが、
そうともいえないと思います。
大切なのは、しっかり目標を見据え、
諦めずに一歩一歩進んでいくこと。
これが成功の王道ともいえるでしょう。
そんな際は、自身の上達や成長が数字や形になってくると
楽しさが倍増し、モチベーションも続きやすくなります。
上達度合いを視覚化した形で、
目標設定するといいですね。