マイケル・ジャクソンに学ぶ | トニーの成幸ブログ

男は米国のアフリカ系アメリカ人街で

貧しい家庭の六男として生まれる。

 

父はクレーン操縦士であったが家族が多く

安月給のため、母がデパートのパートタイム従業員として家計を支える。

 

ある日、兄が父のギターを使い、

毎日こっそり練習していたことがバレて、

こっぴどく怒られるが、自分だって上手く弾けると開き直り、父の前で演奏する。

 

その演奏を聴いて、将来の可能性を感じ、

父は息子達に音楽を教える。

 

当初、男は兄達のバンドグループに

入っていなかったが、

母の「この子は歌が上手いわよ」

の一言で加わる。

 

兄弟で結成した黒人バンドは、

練習と共に腕を上げていき、

レコードも出す。

 

地元のライブハウスで

前座をつとめていたが、

有名なプロデューサーの目にとまり、

メジャーデビュー。

 

いきなり全米ヒットチャートで

第1位を獲得。

 

さらに続く4曲全てが全米ヒットチャートで

第1位に輝くという偉業を成し遂げた。

 

男はその4年後、ソロでデビューし、

全米ヒットチャートだけではなく、

全英でも1位を獲得。

 

アルバムに入った曲の4曲が全米ヒットチャート10位以内に入るなど、

史上最も多く売れたアルバムとして

認定される。

 

さらに、自身のミュージックビデオが唯一、

アメリカ議会図書館に永久保存されるなど、

多大な功績を残す。

 

多くのCMソングを手がけ、映画にも進出。

 

スーパーボウルのハーフタイムショーに登場し、記録的な視聴率を叩き出す。

 

ワールドツアーでは

数多くのギネス記録を樹立。

 

36歳にの時、

エルビス・プレスリーの娘と結婚し、

充実した人生を送っていたが、

30代も終盤になる頃から、

人生の歯車が狂い始める。

 

妻との離婚。

 

別の女性と再婚するも、また離婚。

 

性的虐待疑惑による、度重なる裁判。

 

精神的にも追い詰められていき、

薬漬けの毎日に。

 

そして50歳の時、

自宅にて心肺停止状態に至り死亡。

 

主治医は過失致死罪の有罪判決を受けた。

 

彼の名前は、マイケル・ジャクソン。

「キング・オブ・ポップ」と呼ばれた

偉大な男。

 

350以上の賞を受賞し、

ロックなどさまざまな分野で

殿堂入りをしている。

 

彼は果たして幸せな成功者(成幸者)

だったのか?

 

それは本人にしか分からない。

 

ただ言えることは、世界中の人を幸せにした

偉大な人間であったことは間違いない。

 

もし、自分の最期の時に

「我が人生に悔い無し、いい人生だった」

と思えたのであれば、成幸者なのだろう。

 

50歳という若さで亡くなっているが、

人の寿命は生まれた時から決まっているもの。

 

人生の長い短いで、成幸は決められない。

 

大切なのは、与えられた時間を

いかに充実させ、自らが満足したかが、

人生の質だと思います。

 

良い週末をお過ごし下さい。