高須克弥に学ぶ | トニーの成幸ブログ

男は愛知県の江戸時代から続く医師の家系に生まれる。

 

子供の頃は、裕福だという理由でイジメにあう。

 

友達はあまり出来ず、

漫画ばかりを書いていた。

 

しかし、成績は常にトップで医学部に進む。

 

大学卒業後は整形外科の道へ。

 

理由は、家族、親戚に

整形外科医がいなかったから。

 

医学博士取得後、同じ大学院で学び、

産婦人科医となった女性と結婚。

 

卒業後すぐに開業。

最新技術を生かして、

いい治療を提供すれば喜ばれると思った。

 

当時、手術に必要なボルトやプレートは、

まだ日本では手に入らないために

海外から輸入して使用した。

 

そのおかげで、

他の病院よりも早く退院出来た。

 

しかし、患者のほとんどが保険カバーによる入院治療だったため、

早期退院は喜ばれなかった。

 

また、入院費や治療費がかからなくなった分、

病院は儲からず経営も苦しかった。

 

そんな時、病院の事務局長からこう言われた。

 

「下手くそな医師のほうが売り上げが上がるんです」

 

この言葉に頭にきて、

保険治療を全てやめて、自費のクリニック、整形美容外科を開業。

 

元々、二重まぶたや鼻を高くする手術は得意だった。

 

しかし当時の美容整形は日陰の存在。

 

少しでも多くの人に知ってもらおうと、

名古屋の大通りにクリニックを構え、

料金も儲け度外視で料金設定を一律とした。

 

これが人気を呼び、

あっという間に年商60億円。

 

出した本はベストセラー、コメンテーターとしてテレビでも引っ張りだこの人気者になる。

 

彼の名は、高須克弥。

高須クリニックの医院長。

 

フリーメイソンの数少ない日本人メンバーの一人でもある。

 

その後、売り上げを伸ばし、

事業拡大をするも、

バブル崩壊の影響で100億円の負債を負う。

 

彼はこれまでの常識をあっさり否定するかのようにこう話す。

 

「ぼくはお金を儲けようと思ったことはない。やりたいことをやっているうちにお金が入って来た、と言うとムカつく人もいるかもしれんが、事実なんだ。金が欲しいと思ったこともなければ、金で困ったこともない。だから全部生きているうちに自分で使い切っちゃわなきゃ、面白くないの」

 

また、お金について、こうも話す。

 

「自分の目の前で大金が行き交うのを見ていて、お金は血液のようなものだって気がついた。血液は生きていくためには大事だけれど、それは循環してこそ生きられるんであって、血液だけじゃ生きていけない。だから血液だけため込んでいる人って、バカじゃないかな、って思います」

 

人の喜ぶことをモットーに仕事をし、

その結果お金持ちになる。

 

まさに、成幸者の考え方そのものです。

 

「お金は血液」

 

生きていくために必要なものだけど、

得ることや貯め込むことだけを考えていると不幸になる。

 

CMなどで、彼の派手な演出を観て嫌気が指す人もいるでしょうが、しっかりとした考えを持っているのですね。

 

彼は様々な慈善事業を積極的に行っていることでも知られる。

 

先の熊本地震では自身も現地入りし、

チャーターしたヘリコプターで救援物資を届けたことが話題になりましたし、阪神淡路大震災の時も7000万円を寄付し、被災者の治療を一年間完全無料にしている。

 

「1000万円儲けるよりも1000万円を慈善活動に使って喜ばれるほうが嬉しい」と語っており、慈善活動をライフワークとしている。

 

また、死ぬまでに個人資産の全額を、

慈善活動で使い切ってしまうことも計画しているという。

 

お金持ちはたくさんいるけれど、

こんなにカッコいい成幸者もそういるものではありませんね。