「柳に雪折れなし」という諺がありますね。
しなやかな柳の枝は、雪が降ってもその重みに耐えて、折れることは無い。
また、激しい風雨にも上下左右に揺られながら、耐えることが出来ます。
それに対して、堅い木は、雪の重みや強風で枝が折れてしまいます。
転じて、「柔らかくしなやかなものは、堅いものより、よく耐えたり丈夫であったりする」という意味で使用されています。
柔道の世界でもそうですね。
「柔よく剛を制す」という言葉があるように、小柄な選手でも柔軟性があれば相手の力を利用して大きな体を投げ飛ばすことが出来ます。
我々普段の暮らしの中でも、自分の置かれた立場や人間関係に上手く順応しながら大胆にやってのけることも出来るのです。
腰抜けの頼りない柔らかさではなく、しっかりと自分の芯をもって、柳のごとくしなやかな強さを身につけたいですね。