目の前の「モノ」に囚われすぎてはいませんか? | トニーの成幸ブログ
明日からGW休みという人も多いですね。


中には、先週土曜日からお休みという人もいるようです。


私は、次作本の原稿提出に追われて、それどころではないのですが、お休みの方は、どうぞ充実した日々をお過ごしください。


それでは、今日の本題です。


「ハード」と「ソフト」。


ビジネスは常にこの2つによって構成されています。


しかし多くのビジネスマンは「ハード」に目を向けてしまう。


営業を例にとればよく分かります。


多くの会社は、商品
を売るために、”物”
に執着してしまいます。


「ジャパネットたかた」っていう会社をご存知ですよね。


創業者の高田明氏は今年1月に長男に社長を譲り、”前社長”となっています。


彼の熱のこもった、独特の語り口調は有名ですが、ジャパネットたかたという会社は、営業にノルマを課し
ていないことでも有名です。


でもなぜそんなに売れるのか?


例えば、カメラを売る場合、多くの営業マンは、機能やデザインを前面に打ち出し、商品を売ろうとします。


でも、ジャパネットたかたのテレビCMを見ていると、前社長の高田氏がこう語りかけます。


「お母さん、撮影したお子さんの写真を1年に1回、
大きく引き伸ばして渡してあげてください」



高田氏が販売するのは「機械」としてのカメラではなく、お客さまの人生を彩る、「生き物」としてのカメラ。

だから、カメラの画素数を説明するだけではなく、その商品を買ったお客さまの生活がどう変わるかを考え、その想いを熱を込めて伝えます。


これがまさに
、「ハード」売るということでなく、「ソフト」を売るということなのですね。


だから、高田氏の会社は1代で1千億円の売り上げを誇る企業に育ったのです。


ジャパネットたかたの根底には、『商品の先にある「生活」や「感動」を届ける 』という、一貫して変わらない
「お客さま志向」があります。


こういう視点でビジネスを考えられたら、本当に素晴らしい結果を生み出すということですね。

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