インフレ・ターゲットと消費税アップ | トニーの成幸ブログ

今日は消費税が上がり、デフレ脱却してインフレ傾向になると、お金持ちが喜ぶのか、それとも貧乏人が喜ぶのか?


そんなことを考えてみたいと思います。


「お金持ちは、たくさん高価なものを買うから、その分消費納税も多くなる」


そんなふうに考える人もいると思います。


でも、そんな贅沢品は、自分の経済状況に応じてコントロールできますからね。


しかし、人間の生活必需品って金持ちも貧乏人もそれほど大きなひらきはないのです。


金持ちは、貧乏人の10倍収入があるからといって、10倍の食物量を摂ることも、10倍の回数食事することもない。


だから、結局消費税が上がって、インフレ気味になっていくと、貧乏人はさらに貧しく、そして金持ちはさらにお金持ちになっていくでしょうね。


この2極化が進むと、”ジニ係数*”が大きくなり、暴動が起きるなんていいこともありえるのです。


現在の世界経済動向を見ていると、日本の前にアメリカそして欧州の方が先に悪化していくでしょうが、日本も人ごとではないでしょう。


そんなことを、国や政治家任せではなくて、たまには真剣に考えてみたいですね。


守ってくれるのは、国でも会社でもなく、自分自身なのです。



*ジニ係数=格差の広がりを見る係数

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