日本のプロ野球は、セ・パ共に順位が決まり、あとのお楽しみはCSになりました。
そんな中、今日はパ・リーグを制した北海道日本ハムファイターズ監督の栗山英樹氏の話。
彼は今年新人として監督をやり、見事1年目でリーグ優勝を果たし、胴上げ監督になりました。
今年、ペナントレースが始まる前のキャンプでは、背中に胴上げされているデザインの黒いTシャツを選手、関係者に配って話題となりましたが、本当に引き寄せてしまったのですね。
ドリーム・カム・トゥルーです。
今日はそのことではなく、もっと大切なことを書きたいと思います。
栗山監督は、シーズン中、選手がエラーして負けても、選手の不甲斐なさで大量失点など獲られて負けても、決して選手のせいにしなかったと言います。
確かに、試合翌日の監督インタビュー記事をみていると、彼が選手を責めたことは一度もない。
(ここは、中日を6度の優勝に導いた落合監督と似ている。)
ここに成功哲学の大切なポイントが潜んでします。
優勝後、テレビのスポーツニュースに出演した時、司会にこのシーズン中、選手を一切責めなかったことについて聞かれた時に彼はこう答えていました。
「人のせいにしていたら前に進まない」
人間は、何か失敗したりうまくいかなかったりすると、自責ではなく他責にしがちです。
「あいつがいなければうまくいったのに。。。」
「会社のトップがもっとしっかりとした経営戦略をもっていればうちの会社はもっと儲かるのに。。。」
「政治家がもっと優秀なら、日本国民は豊かになれるのに。。。」
と、こういった具合に。
脳の最大の任務は、”生命維持”。
だから、失敗した時、どうしても自己防衛機能が働く。
これは、人間の脳に最初からデフォルトとして備わっている機能だからある程度仕方が無いが、意識する事で変えることができる。
変えなければ(これを意識していなければ)、人は成長できない。
成長できないという事は変われないのだから成功も成幸もできないということ。
今、不幸で貧乏なら、これからもず~っと不幸で貧乏だということ。
栗山監督は、野球の技術や戦略、戦術が他の監督に比べて卓越していたと言えばそれは言い過ぎだと思います。
どの監督も素晴らしい知識と技術を持っている。
他の監督と違ったのは、こういった考え方ではないでしょうか。
彼は、成幸の法則どおり、偶然ではなく、必然でここまで来たのだと思います。
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