価格で躊躇していたゴルフナビ、「ガーミンS62」を思い切って購入してから3ヶ月ちょっと。
残念ながら、使用はまだ4回程。
それでも前機種、朝日ゴルフの「イーグルビジョンウオッチエース」に比べたら、そのクオリティの高さに驚かされたのは確かだった。
因みにその時のファーストインプレッションはこれ。
この時は視認性のよさ、様々なナビ機能、対応コースの豊富差、バッテリーの持続時間やデザイン、全てにおいてイーグルビジョンよりガーミンS62の方がいいと書いた。
特に普段使いやバッテリーの持ちは、他のゴルフナビとは比べ物にならない出来で、実際に普段使いだけなら、フル充電後2週間は余裕で使えてしまう程。
所有のアップルウオッチが徐々に旧型と化した事もあって、今ではゴルフより日常使いの方が活躍しているよ。
そんな褒めてばかりのアプローチS62だけど、メインであるゴルフナビ機能のなかで、どうしても気になる事が2点あった。
それは「風速/風向き表示」と「高低差機能」。
「風速/風向き表示」は前回も書いたけど、その後のラウンドでも風の向きや強弱が、体感と表示とで明らかに違うなあと思う事が何度かあった。
例えばこのホール。
表示は右から左のややフォローで、風は4mとそこそこ強め。
でも実際動画で見ると風速は4m位だろうけど、風向きは思いっきりアゲンスト。
そして高低差の方はイーグルレイクでのプレーの際、打ち下ろしのティーグラウンドでプラス表示になったホールが一カ所あった。
これがその時の画像。
右のカートをみれば分かるけど、そこそこ打ち降ろしのショートホール。
でも数字横の表示は、▲だから打ち上げで計算をしているのよ。
そこで「何故?」と考えても仕方がないので、思い切ってメーカーに問い合わせをしてみた。
カスタマーで受付してくれたのは、おそらく派遣であろう女性のスタッフ。
まず風速風向きについては、「気象庁のデータを定期的に受信している情報だから、リアルタイムではない」との事。
そして打ち上げ表示については、「コース改装によってそういう表示にもなるし、GPSの性質上3~4mズレたところから計測している可能性があります。因みにコースの改装は、半年に一度データ更新しているので、半年待てば反映されます」と言われたのよ。
「はぁ?なんだそれ」
まず風速風向きがリアルタイムじゃないって、それじゃあ意味ないじゃんよ。
それと高低差だけど、打ち降ろしの表示が打ち上げに変わるコース改造って、相当大がかりだし、3~4mズレただけで打ち降ろしが打ち上げになるなんてありえないでしょ。
そう説明しながら、「これっておかしくないですか?」と伝えたところ、ゴルフ担当者から折り返す事になったよ。
その後ガーミンのゴルフ担当者から連絡をいただいた結果、まずアプローチS62の「風速/風向き表示」については、気象庁から送られてくる観測データを、スマホの位置情報と照らし合わせて表示させているらしく、データの転送はおおよそ10分間隔とのこと。
つまりデータ受信直後ならリアルタイムに近い情報となるけど、それ以外のデータは、当然受信時から時間が経てば経つほど狂いが生じると言われたよ。
そして高低差表示に関しては、女性スタッフの意見も間違いではないけど、今回の様なコース改修や3~4mのズレが関係ない場合は、コースデータを作成する際に高低差を誤入力した可能性が強いから、次回更新で反映させるので、出来ればその都度コース名とホールナンバーを報告して欲しいと言われたよ。(因みにコースデータは、マップデータを基にガーミンさんが独自で作成)
いやいや驚きだね。結局のところ、「風速/風向き表示」に関しては、体感と表示の相違があった場合は古いデータだから使えないって事だね。
それと「高低差機能」に関しても、あきらかに目視で違うと思ったら無視するしかないよね。
ガーミンの観測スタッフじゃあないんだからいちいち報告なんてしていられないしさ。
まあ結果、機能に関しては仕方ないとは思ったけど、リアルタイム情報だと思って買っている人多いと思うから、そこは商品ページで説明すべきだとは思うね。
以上、この2機能に関しては残念な情報だけどさ、それでもこれまで使用したゴルフナビのなかでは、アプローチS62は一番のゴルフナビだとは思うし、価格は高いけどウエアラブルウオッチとして普段使いするなら、この価格もアリだね。
その他の機能で楽しみなのは、なんと言っても「バーチャルキャディ」。
こっちは5ラウンドの実績が必要だから使用出来るのは6ラウンド目以降だけど、試すことが出来次第、またここでレビューするよ。
因みに今は期間限定でCT10とのセット販売もしているね。
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