ゴルフナビ使い比べ、アプローチS62に軍配

 

先に言うよ。ゴルフナビをこの2択で悩んでいるなら、間違いなくガーミンの「アプローチS62」にすべきだね。

 

価格差はかなりあるけど、それ以上の差を感じたよ。

 

去年「イーグルビジョンウォッチエース」の購入レビューを書いた時、ハイエンドのゴルフナビは不要とか書いてきたけど結局は買ってしまった。

 

購入の理由は2つ。

 

試してみたい機能があったのと、今使っている「イーグルビジョン ウオッチエース」を見限ったから。

 

まあ見限った理由は後にして、初ラウンドでのレビューを書いてみるよ。

 

まず使って感激したのは、視認性とバッテリーの持続時間。

 

これまでの「イーグルビジョン ウォッチエース」では、日差しの強さや反射によって画面が見づらいことが多々あったけど、「ガーミン アプローチS62」は殆ど皆無。

 

 

バッテリーの駆動時間もその差は歴然。普段使いで2週間近く持つし、ゴルフナビとしても食事休憩中は中断できる機能があったりと、かなり節約の工夫がされている。

 

「イーグルビジョン ウオッチエース」では、1.5ラウンドの途中で電源が切れたことがあったけど、「ガーミン アプローチS62」ならその心配はないね。

 

視認性とバッテリーの持続時間って、機能としては地味に感じるけど、使ってみてとても重要だと実感した。この2点だけでも「ガーミン アプローチS62」はとても秀逸だと思うね。

 

アプローチS62 距離測定以外の精度はどうなのか

 

「ガーミン アプローチS62」で楽しみだった機能は、「バーチャルキャディ」と「風速と風向き表示」。

 

「バーチャルキャディ」は、ショットデータをもとに飛距離と風向きを分析して、推奨クラブと落とし場所を教えてくれる機能で、まさに専属キャデイがいる感じ。

 

ただこの機能を使うには、5ラウンド分のショットデータを蓄積する必要があるから、今回は使用できなかったよ。だからこの件はまた今度書くことにする。

 

「風速と風向き表示」はアプリとの連携が必要だけど、数字で可視化することで、打つ方向や番手選びの基準が分かりやすくなる。

 

 

 

実際この日も体感と表示が一致する事が殆どだったけど、2ホールだけ表示に違和感があった。

 

一つは強いフォロー表示に対して、ピンの旗が全く揺れていなかったこと。

 

そしてもう一つは動画で紹介するけど、この様に芝の流れがアゲンストに対して、表示が右から左へのややフォローになったこと。



 

 

ここで疑問を感じたのは、地面からの高さがどの辺りの風速なのか。

 

よくプロの試合でも、「ピンは揺れていませんが上空はかなり風が強いですね」なんて解説を聞くことがあるけど、もしそこまでの計算があっての表示だとしたら、体感で「アゲてるね」と言っている自分らアマチュアにしたら、とても参考になる機能だと思うよ。

 

ただ残念なのは両方ともミスショットしたので、この表示が本当に正しいのかが判断できなかったのよ。

 

でも、おそらく計算されているとは思うのよね。

 

距離計測は同伴者所有のゴルフナビとそう変わりは無かったね。

 

ただ一カ所、見た目フラットなショートホールで、高低差を入れた表示が+10ヤードで表示された事があったのよ。

 

そこで通常のゴルフナビなら絶対に使わないであろう、番手を選択して打ってみたら、これが飛距離ピッタリで、逆に同伴者はナイスショットなのにショートしたから、距離表示自体は正しいのだろう。

 

因みに衛星は「みちびき」と「GPS」に加えて、ロシアの「GLONASS」も感知するみたい。

 

他にも「ハザードビュー」や普段使い用の「Suica対応」「心拍数や消費カロリー計算」とか機能は本当に盛りだくさん。

 

所有のアップルウォッチが古いので、当初予定の無かった普段使いも試したけど、フィットネスや健康管理はさすがガーミンだと感じたね。

 

以上、ラウンド初見ではとても満足なゴルフナビだったけど、残念な部分がある事も確か。

 

まず「ハザードビュー」や「レイアップ」のポイント等は画面をタッチスライドで行なうけど、これら指での操作が少し扱い難い。ただウォッチタイプだから仕方のない部分だけどね。

 

それと「風速と風向き表示」等をスクロールメニューを開いて選択するのは、ラウンド中は少し面倒くさい。

 

例えばこれら機能をトップ画面に表示するなど、自分好みでカスタマイズ出来る様にアップデートしてくれたら最高だと思うね。

 

アプローチS62を使って実感、イーグルビジョンとの差

 

まあ全てにおいて、さすがハイエンドモデルと感じた「ガーミン アプローチS62」は、「イーグルビジョン ウォッチエース」とは価格以上の性能差を感じた事は確か。

 

例えば

 

1視認性
冒頭に説明したとおり、はっきり言って雲泥の差だね。

 

2グリーン表示

ガーミンは「手前・中央・奥」の距離表示に対して、イーグルビジョンは「手前・センター」のみ。

 

3高低差表示

最初から計算を入れた表示のガーミンに対して、イーグルビジョンその都度足し引きの計算が必要。しかも対応コースが少ないのよ。

 

4対応コース数
海外を含めてこれもガーミンに軍配。海外ラウンドが多いなら絶対にガーミン。

 

5バッテリーの持続時間

視認性同様、もはや語る必要のない差。

 

6オートショットの精度
自動感知しないエラーは両機種とも出るけど、ガーミンの方がエラーは圧倒的に少ないね。

 

7デザイン

これ好き好きだと思うけど、格好良さは断然ガーミンが上だと思うよ。

 

8時計の文字盤デザイン
普段使いの文字盤は圧倒的な差だね。ガーミンはアプリで様々な文字盤を無料ダウンロードしてカスタマイズが可能。

 

 

アプリ内ではこの様なページが何十とあるから、正に選び放題。

 

一方イーグルビジョンの文字盤はプリインストールのみで、文字盤も子供のおもちゃみたいな粗さ。

 

そもそもバッテリーの消耗が早いから普段使いは無理だけどね。

 

他にも様々な性能差があるけど、「ガーミン アプローチS62」と「イーグルビジョン ウォッチエース」を使い比べた結果、自分的には圧倒的な差を感じたね。

 

「イーグルビジョン ウォッチエース」を見限った理由だけど、実はプレー前日に充電したのに、当日になってコースでスイッチが入らない現象が何回かあったのよ。

 

それ以外にもアップデートが一向に進まないから、関東圏ユーザーにとっては、売りのピンポジ君も対応コースが少なく殆ど宝の持ち腐れ。

 

対応コースが多い関西圏の人ならともかく、今やハイエンドから中堅どころになった「イーグルビジョン ウォッチエース」を選ぶ理由は無くなったね。

 

まあ、「イーグルビジョン ウォッチエース」にお礼を言うなら、これまで腕時計タイプは違和感があるからと拒絶していたけど、その考えを払拭してくれた事かな。

 

もちろん価格差があるのは百も承知。

 

定価は「イーグルビジョンウォッチエース」が30,800円(税込)で「アプローチS62」が68,200円(税込)だけど、アマゾンとかで検索すれば、「アプローチS62」の価格は5万中ほどだから、実質2万5千円の差。

 

自分は両方使ってみて、結果妥協して「イーグルビジョン ウォッチエース」を買った事に後悔した。

 

前に義理の弟が、「下位機種を買った後に上を買えばと後悔するのと、上位機種を購入して下位にすればと思う後悔なら、絶対上位にしておいた方がいい」と言っていたけど、なるほどと思ったね。

 

実は購入して2週間でゴルフでの使用は1ラウンドのみ。ただバッテリーの持ちがいいので、この間は殆ど普段使いしていてけど、実はそれがとても優秀だという事が分かった。

 

正直アプリの多さを考えたらアップルウオッチに軍配が上がるけど、デザインもよく、むしろこれがゴルフナビだという事をすっかり忘れてしまうクオリティだね。

 

アプローチS62は普段使いでも優秀

 

様々なレビューでもゴルフナビとしての評価ばかり書かれているけど、もっと他の機能を紹介すべきだと、使ってみて分かったよ。

 

要はゴルフナビを買おうとしているのか、ゴルフナビ機能がついたウエアラブルウオッチを買おうとしているのかで価格の印象がだいぶ変わるかも知れないよ。

 

もしガーミンが普段使いの機能を省いた廉価版タイプを出してくれたら、ゴルフナビとして考えている人にはかなり売れると思うけど、おそらくガーミンは出さないだろうね。

 

以上2機種を使った結果、ハイエンドを選ぶなら「アプリーチS62」で、もし様々な機能や普段使いは不要で、単純に距離測定用のゴルフナビで構わないなら、1万円代のゴルフナビで十分だね。

 

正直ゴルフナビとしては高額だったけど、少なくとも、ここ最近で購入したゴルフグッズでは1番お気に入りになったよ。

 

 

 

 

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