グラーツ最後の日 | Bonjour! de Tahiti  タヒチからの便り

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タヒチ、時々、フランス、時々、日本…
タヒチ在住大阪人のぶこが気まぐれに更新、
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グラーツ最後の日の朝、

ホテルでチェックインを済まし、

バゲージをホテルで預かってもらい、

ふたりで観光に出掛けた。

ダヴィ殿は1週間ずっと仕事だったので、

初めてのグラーツでのふたりでのお出掛けに

ワクワク…(^^♪

 

最後にふたりで行こうと決めていたシュロスべルグ。

標高473mの岩山。

1000年以上前に、切り立った岩の上に建てられた城塞は

スラブ語で砦意味するグラデツから、後にグラーツとなりました。

 

この山に登るには、

エレベーターかケーブルか階段か山道徒歩と

4つの方法があります。

第一次世界大戦中のロシアの捕虜が作ったという

頂上まで260段の階段。

私たちもこの階段でゆっくり、景色を見ながら上って行きました。

 

 

 

頂上からは、市街地が一望。

 

昔も今も町のシンボルとなっている時計塔

 

鐘楼

鐘の重さは5トン。

 

ナポレオン軍が侵略時に崩壊した教会跡地。

しかし、ナポレオンでさえ、

この城塞を陥落させることは出来ませんでした。

 

 

かつては城塞の収納室であった場所は、

近代では捕虜収容所として使われ、

現代はオペラやコンサートが行われる場所となっております。

 

 

山麓のシェロスベルグ広場からカルメリーター広場に抜けるトンネルは

第2次大戦中は防空壕として使われておりました。

 

この山には、それぞれの時代の戦いの爪痕が

今でも刻まれております。

 

 

シュロスベルグの山を後にし、

また、ウィーンへ向かうため、駅に行く。

到着した時は夜も遅かったので、

落ち着いて見てうなかったが、グラーツ駅の構内の壁が

こういうデザインだったのかと気付く。

 

 

駅のパン屋さんで、

わさびとクリームチーズのビーガンサンドを買ってみた。

よく、わさびをあしらった物をちやほや見かける。

野菜とよく合い、悪くない。

 

 

小さな町で1週間も居たのに、全く退屈ではありませんでした。

おひとりさまはだんだんつまらなくなってきたけど、

本当に素敵な街で、名残惜しい気持ちになりました。

いつかまた、来たいと思います。