「茨城県近代美術館・常設展」を観る! | とんとん・にっき

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「茨城県近代美術館」正面玄関

 

西洋絵画

 

オーギュスト・ルノワール
「マドモワゼル・フランソワ」1917年

 

ギュスターヴ・クールベ
「フランシュ=コンテの谷 オルナン付近」
1865年頃

 

夢見る近代洋画

油彩画や水彩画といった西洋から伝わった技法による絵画の制作が始まるのは、開国してまもなくのことです。初めて西洋絵画を目にした人々はその真に迫った写実的な表現に驚きました。明治に入ると官立の美術教育機関が設立され、油彩画などの美術教育が始まり、本場ヨーロッパへ留学する画家も出てきます。彼らは帰国後、美術学校での教育や美術団体の設立など洋画の普及にも携わりました。

大正期になると、フォーヴィスムなどの革新的な色彩表現を日本独自に解釈することを試みる画家たちも現れるなど、洋画家たちは西洋からの借りものではない自らの表現を獲得すべく模索していきます。

本展では、夢を抱いて渡欧した画家たちが描いた現地の風景をはじめ、さまざまな油彩・水彩表現の実現に挑んだ洋画家たちの作品をご紹介します。

 

異国の地を描く

 

児島虎次郎「ストックホルム」大正11年(1922)

 

日本の風景を描く

 

萬鉄五郎「風景」明治45年頃(c.1912)

 

黒田清輝「箱根宿」明治29年(1896)

 

斎藤与里「夏の小川」昭和18年(1943)
 

辻永「夾竹桃と山羊」大正2年(1913)

 

さまざまな女性像

 

里美勝蔵「女」昭和5年頃(c.1930)

 

小磯良平「二人裸婦」昭和31年頃(c.1956

 

古賀春江「婦人」大正中期(c.1915-20)

 

寺内萬治郎「働く姿の少女」昭和19年(1944)

 

中西利雄「青衣」昭和15年(1940)

 

「茨城県近代美術館」ホームページ

http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/index.html

 

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