トプカプ宮殿!(再掲) | とんとん・にっき

とんとん・にっき

来るもの拒まず去る者追わず、
日々、駄文を重ねております。

以下の展覧会が現在、国立新美術館で開催されています。

 

トルコ文化年2019

トルコ至宝展

チューリップの宮殿トプカプの美

 

展覧会の概要は、以下の通りです。

2019年、トルコの多様な芸術や文化を紹介する「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」を開催いたします。
アジアとヨーロッパにまたがる交易の要地・トルコは、多様な文化を受容・融合し、比類ない美を育んできました。本展では、イスタンブルのトプカプ宮殿博物館が所蔵する貴重な宝飾品、美術工芸品をとおして、花々、とりわけチューリップを愛でた宮殿の生活、オスマン帝国の美意識や文化、芸術観を紹介します。
オスマン帝国のスルタンと日本の皇室の交流を示す品々のほか、明治期の日本美術品を里帰りさせるなど、両国の友好関係にも光をあてます。
アジアの東と西の端に位置する両国民が時代の節目となる年に交流のすそ野を広げ、友好を未来につなげることを願って開催するのが今回の展覧会です。
約170点の作品を通して、トルコの歴史、文化、美を愛でる国民性をより深く理解する機会となれば幸いです。

https://turkey2019.exhn.jp/

 

思い出しました、僕もトルコへ行きました。

「5つの世界遺産を巡る10日間」というツアーで。

出発日:2012年10月21日(日)

帰着日:2012年10月30日(火)

「トルコ」へ行ってきました!

 

成田からアブダビにより、イスタンブールへ。

イスタンブールへ着いたらもう、歴史地区観光でした。

さっそくトプカプ宮殿へ行きました。

もちろん「宝物館」へも行きましたが、「これでもかというほど展示してあり」、うんざりしたのを覚えています。

 

以下は、とんとんにっき:2013年2月22日に、「トプカプ宮殿」と題して、ブログに載せた記事です。

 

 

 


アヤソフィア聖堂東側を北へ進むと、トプカプ宮殿の城壁があり総門(皇帝の門)に突き当たります。総門を入ると第1庭があり、左手の教会、聖エレ-ネ(性成る平和の意味、トルコ語でアヤイリニ)は、アヤソフィアが建てられる以前の総主教坐でした。次に中門(儀礼の門)を入ると第2庭、スルタン以外はこの門で馬を降りました。

 

トプカプ宮殿はメフメット2世時代の1467年に完成しました。トプカプは大砲の門という意味で、トプカプ宮殿の名はボスフォラス海峡側に大砲が据えられていたことに由来します。宮殿の広さは、日本の皇居のおよそ2倍ありました。当時の宮殿は、単なるスルタンの住まいではなく、重臣たちを集めた会議がもたれ、国の方針が決定される、政治の中枢でした。

 

 

トプカプ宮殿はその後の凡そ400年間に増改築が繰り返されたが、1856年、アブドゥルメジット1世は新市街地側に建てたドルマパフチェ宮殿に居を移しました。第2庭の西側にはハーレムが、東側には厨房と、陶磁器展示室があります。幸福の門をくぐると第3庭、門の正面には謁見室があり、スルタンの外国公使などとの会見に使われました。その裏手にはアフメット3世の図書室があります。

 

 

東側には宝物館があり、タイヤモンドやルビー、エメラルドや真珠などこれでもかと言うほど展示してあります。有名なのは、黄金造りの短剣の柄に大きなエメラルドが3個埋め込まれたトプカプの短剣と、86カラットの大ダイヤを49粒の小ダイヤが囲むスプーン売りのダイヤモンドです。これを拾った漁師が、スプーン売りの3本のスプーンと交換したため、この名があるという。正面奥に、細密画とカリグラフィ、時計のコレクションがあります。左側の聖遺物展示室では、予言者ムハンマド(マホメット)の遺品とされる足形などがあります。

 

 

第3庭奥の通路を抜けて第4庭に入ると3つのキョシュキュ(あずまや)があります。右奥にはガラタ橋近くにも店がある老舗の芦貫太、コンヤルがあって、ボスフォラス海峡を行く船を眺めながら食事を楽しむことができます。一番奥には「バクダット・キョシュキュ」があります。ムラト4世のバクダット攻略(1638年)を記念して作られた優美な建物で、タイルと象嵌細工の装飾が内部を埋めています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過去の関連記事:

アヤ・ソフィア聖堂とローマ競技場跡(ヒポドローム)他
スルタン・アフメット1世ジャミイ(ブルー・モスク)

小島剛一著「トルコのもう一つの顔」を読んだ!
ギョレメ国立公園とカッパドキア!
「トルコの建築と都市計画 ル・コルビュジエの目」
「トルコ」へ行ってきました!

*参考文献

とんとん・にっき-tur3 「わがまま歩き 34 『トルコ』」

2012年4月5日第4版第1刷発行

編集:ブルーガイド海外版編集部

発行所:実業之日本社

とんとん・にっき-toru1

 

 

 

 

 

「トルコ・イスラム建築」

2010年12月15日第1刷発行

著者:飯島英夫

発行所:冨山房インターナショナル