なんかポスターが、ひと時代前のさえない、色数を抑えた古めかしいグラフィックです。とはいえ、これが功を奏したのか、こんなポスターでも大変な人出でした。なにしろ9時前に着いて境内に入るまで僕は約1時間並びました。僕より後の人たちの列はどんどん増えて、後から来た人は3時間はかかると言ってましたね。
僕の後ろに並んでいた立派な体格のオカマの「藤沢なな?」ちゃんが、ずっとしゃべりっぱなしだったのでまったく退屈しませんでした。ファンの人に次々と声かけられてサインをしたり、一緒に写真を撮ったりで、プレゼントをもらったりで、この地ではすごい人気者のようです。はては隣に並んでいたドイツ人の少女と意気投合、オカマ談議で盛り上がっていました。
本題に戻すと、僕は「かなまら祭」は2009年に一度観ているんですね。ちょうど今から10年前のことです。混み具合からすると今回は、大げさではなく10年前の10倍は混んでいました。とにかくすごい人出でした。とくに外国人に人気があるようです。さまざまなグッズが飛ぶように売れてました。そんなわけで、境内は混んでいたので、思うように写真が撮れませんでした。通りに出て、川崎大師の参道を練り歩いたときに、やっと近くで写真が撮れました。
「かなまら祭」最大の目玉、お神輿は本殿の右手に二体、左手に一台、飾られていました。三体の神輿とは、「かなまら大神輿」と「かなまら舟神輿」、そして「エリザベス神輿」です。「エリザベス神輿」はピンク色した巨大なものです。浅草橋の女装クラブ「エリザベス会館」が寄贈したもの、担ぎ手は女装した男性で、「かなまら、でっかいまら」という掛け声で練り歩きます。見た目の奇抜さから奇祭として年々知名度を上げる一方、昨年は境内での露出行為といった祭りの本義を無視した行為が発生したため、今年は目玉の1つである男根型の記念撮影用モニュメントを自粛することになったようです。
金山神社大鳥居前
金山神社境内にて
川崎大師表参道にて
「金山神社のかなまら祭」
金山神社は鍛冶の神さまを祭る神社ですが、江戸時代に川崎宿の飯盛女たちの願掛けに端を発し、「かなまら祭」が行われるようになりました。商売繁盛・子孫繁栄(子授け)・安産・縁結び・夫婦和合のご利益があるといわれます。また近年、エイズ除けの祭として国際的にも有名になりました。毎年、春の息吹きを感じるこの季節(4月第1日曜日)に「かなまら祭」は開催されます。展が与えた自然の営みに感謝をし、多いに笑い騒ぎ、一年間の幸せを祈願いたします。(いただいたチラシより)
若宮八幡宮・金山神社(俗称かなまら様)公式
https://twitter.com/kanayamajinjya
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