小泉隆「アルヴァ・アールトの建築　エレメント＆ディテール」を読んだ！

フィンランドの国民的建築家、アルヴァ・アールトの本、僕が持っているのは思ってた以上に少ない。僕が建築を志したころは、武藤章のSD選書「アルヴァ・アアルト」だけしかありませんでした。この本が契機となって、僕は建築の道に入りました。

「アルヴァ・アールトの建築」という本、本屋を歩いていると、久しぶりに強烈に目に入ったので、ついつい買ってしまいました。アールトの本は年々豪華な写真集になってゆく傾向にあり、眺めているだけでとても僕には買えませんでした。この本は、「エレメント＆ディテール」とある通り、一つの建築の見開きのページに、必ず小さな図版が入っていて、言わんとしている箇所が分かり易くなっています。

下に取り上げたのはアールトの初期の代表作でもある「サウナッツァロの村役場」の「議場へのアプローチ」と「屋根を支える木架構」です。他にも「議場の闇を引き立てる窓」というのもあります。

アールトといえば、やっぱりこれでしょ！

つい最近、ある知人が、武藤章の「アルヴァ・アアルト」を読んだというので驚きました。まったく建築とは無関係の人です。ぼくが建築の道に入るきっかけを作った本です。未だに読み継がれているんだと感心しました。そんなこともあって、久しぶりにアールトの本を買ってしまったというわけです。