泉屋博古館分館、生誕140年記念特別展「木島櫻谷」ブロガー内覧会! | とんとん・にっき

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「木島櫻谷―近代動物画の冒険」チラシ

「木島櫻谷―近代動物画の冒険」案内板

「木島櫻谷」と聞いて、過去に泉屋博古館分館で観ていたことを思い出しました。「京都日本画の俊英」の図録では、当時学芸課主査だった実方葉子さんの論文「画三味―木島櫻谷の生涯」が分かり易く、櫻谷を好きになった理由の一つでもありました。野地耕一郎さんは、実方葉子さんのことを「泉屋のマドンナ」と紹介していました。それだけでなく、初めて泉屋を訪れて観たのがたしか「屏風」を集めたもので、あるいは泉屋の他の展覧会でも、櫻谷の作品が何度か観ていたことも思い出しました。
泉屋博古館分館で「木島櫻谷―京都日本画の俊英―」を観た!
泉屋博古館分館で「近代の屏風絵」展を観た!

泉屋博古館分館
生誕140年記念特別展「木島櫻谷―近代動物画の冒険」
ブロガー内覧会概要


日時:2018年2月23日(金) 18:00~19:30(受付17:45~)
スケジュール:
17:45~受付
18:00 内覧会概要説明(注意事項など)
18:05 野地耕一郎泉屋博古館分館長 挨拶
18:10 展覧会概要説明(ギャラリートーク)
     泉屋博古館学芸課長 実方葉子
会場:泉屋博古館分館(東京都港区六本木1-5-1)
http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/access.html

展覧会の概要:http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/

ギャラリートーク
泉屋博古館学芸課長
実方葉子さん

ギャラリートーク風景

以下、展示作品
左:「猛鷲図」明治36年(1903)、株式会社千總
右:「野猪図」明治33年(1900)

「獅子虎図屏風」明治37年(1904)

「猛鷲波濤図屏風」明治36年(1903)

「寒月」大正元年(1912)、京都市美術館

「しぐれ」明治40年(1907)、東京国立近代美術館

「熊鷲図」明治時代

左:「孔雀図」大正時代、京都府(京都文化博物館管理)
右:「春苑孔雀図」大正時代、華鴒大塚美術館

「田舎の秋」明治40年(1907)、華鴒大塚美術館

「かりくら」明治43年(1910)、櫻谷文庫

左:「角とぐ鹿」下絵、昭和7年、櫻谷文庫(1932)
右:「角とぐ鹿」昭和7年(1932)、京都市美術館

左:「遅日」大正時代
右:「鶏」大正時代

左:「竹林老狸」大正時代
右:「雪後」大正~昭和時代

左:「獅子」昭和時代、櫻谷文庫
右:「菜園に猫」大正~昭和時代、櫻谷文庫

左:「雪径駄馬」大正~昭和時代、華鴒大塚美術館
右:「渓上春色」大正~昭和時代、華鴒大塚美術館

左:「葡萄栗鼠」大正時代
右:「幽渓秋色」大正時代、泉屋博古館分館

「写生帖」明治時代、櫻谷文庫

「写生帖」明治時代、櫻谷文庫

「青系絵具のトランク」明治~昭和時代、櫻谷文庫

*会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

「木島櫻谷―近代動物画の冒険」
明治から昭和にかけて活躍した京都の日本画家木島櫻谷(このしま おうこく 1877-1938)。京都の丸山・四条派の流れをくむ今尾景年に学んだ櫻谷は、20代で頭角を現し、明治後半から大正期にかけて文展の花形として活躍しました。画業のなかで、最も高く評価されたのが動物画です。それは徹底した写生を基礎に、卓越した技術と独自の感性により想像されたもの。確実で精緻にとらえられた動物の表情は、一方で情趣にあふれ、どこかもの言いたげです。本展では彼の描いた”動物”に着目し、その代表作はもちろん未公開作品を一堂にあつめ、多様な表現とその変遷をたどります。また櫻谷文庫に遺された多くの資料調査から、それらの制作背景や画材などをあわせて紹介します。
 
「泉屋博古館分館」ホームページ

生誕140年記念特別展
木島櫻谷―近代動物画の冒険
2017年10月27日発行
編集:公益財団法人泉屋博古館
発行:株式会社Zeppライブ


特別展
木島櫻谷―京都画壇の俊英
平成25年10月26日発行
編集・発行:公益財団法人泉屋博古館