東京ステーションギャラリーで「コレクションのドア、ひらきます」を観た! | とんとん・にっき

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「コレクションのドア、ひらきます」チラシ

「東京ステーションギャラリー」入口

東京ステーションギャラリーで「鉄道絵画発→ピカソ行 コレクションのドア、ひらきます」を観てきました。観に行ったのは今年に入ってから、1月4日でした。

東京ステーションギャラリーがオープンしてから、30年と一口に言っても、かなりの蓄積になります。展示替えもありますが、約100点の作品が展示されています。初期の展覧会、思い出すままに、図録があるので「鉄道とデザイン」(1989年)とか、もちろん「前川国男展」(2005年)が思い浮かびます。
「前川国男建築展」を見た!

今回の展覧会、30年間少しずつ収蔵を続けてきたコレクションを、初めて一気に公開するというもの。これは見逃すわけにはいきません。しかも展示作品が撮影可というのもうれしい。ただし、最後の部屋のピカソの作品は撮影不可です。

元田久治「Indication-Tokyo Station-」2007年

櫻田精一「東京駅」1932年

中村岳陵「驀進」1943年

長谷川利行「赤い汽罐車庫」1928年

横尾忠則「健全な感情」2002年

坂田一男「題名不詳」1940年代後半

加納光於「飛行果実Ⅰ」2007年

遠藤彰子「透影」2009年

森村泰昌「自画像としての『私』(メデューサ)」2011年

辰野登恵子「Dec-9-2002」2002年

池田光弘「Untitled」2011年

パブロ・ピカソ「黄色い背景の女」1937年

「鉄道絵画発→ピカソ行 コレクションのドア、ひらきます」
テーマの展開を鉄道の一路線にみたて、始発駅を〈鉄道絵画〉とし、一駅ごとにテーマを変え、終点〈ピカソ〉に至るという構成で、30年間少しずつ収蔵を続けてきた当館のコレクションを初めてまとめて公開します。
まずは始発駅〈鉄道絵画〉からの出発です。東京駅から線路のある風景まで、日本画、洋画、写真、資料などを展示します。2駅目は鉄道がつなぐ〈都市と郊外〉。現在とは異なる東京の姿をうつす洋画、作家の記憶が再構成された作品、写実的な風景画など多彩です。3駅目は鉄道利用者であり運用者でもある〈人〉がテーマです。描かれているのは人でも、主題は別にあるのかもしれません。作り手が作品に込める意図の多様性を感じていただいたあと、4駅目では〈抽象〉的な絵画を紹介します。難しいと思われがちな抽象画も少し身近になるかもしれません。終点は“解らない絵画”の代名詞として誰もが知る〈ピカソ〉のさまざまな時期の絵画4点をご覧いただきます。
かつて当館で開催した企画展の出品作品、東京駅内にあるステンドグラスの福沢一郎による原画、一時休館中に開催した〈現代絵画の展望〉展シリーズや、2014年に開催した「東京駅100年の記憶」展に出品した作品、資料など、約100点を展示します。

「東京ステーションギャラリー」