映画「愛を読む人」を(再び)観た! | とんとん・にっき

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映画「愛を読む人」をテレビ神奈川で放映されたものを、家人が録画してあり、それを一気に観直しました。世田谷区在住なのに、なぜテレビ神奈川か、というと、イラストレーター、キン・シオタニの「キンシオ」をいつも見ているからです。ん?「キンシオ」知らない?


テレビ神奈川 「映画の時間」
5月21日(日) 8:00~9:50 tvk
「愛を読む人 The Reader」
2008年、アメリカ/ドイツ


ベルンハルト・シュリンクの「朗読者」を僕が初めて読んだのは、2005年のことです。シュリンクの作品は、「朗読者」、「逃げてゆく愛」、「帰郷者」という作品も、シュリンク単独の作品ではないのですが、「ゼルプの裁き」という作品も、読みました。最近その名を聞くことはほとんどありませんが、もともと法科の大学教授、現在はフンボルト大学の法律学教授ですから、そちらの方に軸足を移されたのかもしれません。


「朗読者」新潮クレスト・ブックス
著者:ベルンハルト・シュリング 
訳者:松永美保 発行:2000年4月


「ベルンハルト・シュリンク」についてウィキペディアによると、

1995年に自身の少年時代を題材にした『朗読者』を発表、ドイツ、アメリカでベストセラーとなり39か国語に翻訳された。またこの作品はドイツ語圏の作品で初めて『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラーリストにおいて1位を獲得し、2008年には『愛を読むひと』として映画化もされた。


「愛を読むひと」でケイト・ウィンスレットは、第81回アカデミー賞では主演女優賞を受賞しています。


第二次世界大戦後の1958年のドイツ。15歳のマイケル(デヴィッド・クロス)は、偶然出逢った21歳年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)と激しい恋におちる。一人暮らしのハンナは、市電の車掌として生計をたてているが、ある日、突然マイケルの前からいなくなります。心の傷が癒えぬまま、彼はハイデルベルク大学に進学します。そして、思わぬ場所で彼女の姿を見つけることに・・・。


20年後に、マイケルが刑務所に面会に行ったときのハンナ(ケイト・ウィンスレット)の表情はすばらしいものがあります。やはりアカデミー賞をとるだけのことはある大女優です。腑に落ちないのは、マイケルが一度も刑務所のハンナに会いに行っていないこと。もちろんマイケルが小説を朗読し、テープに吹き込み、ハンナに送っていたことはあります。法廷で厳しく責められて、ハンナはついつい罪状を認めてしまいますが、彼女は文字を読めない、書けない人だったのです。それが「愛を読むひと」の背景にあります。


以下、とりあえず「シネマトゥデイ」より引用しておきます。


見どころ:

幼いころに恋に落ち、数年後に劇的な再会を果たした男女が、本の朗読を通じて愛を確かめ合うラブストーリー。ベルンハルト・シュリンクのベストセラー「朗読者」を原案に、『めぐりあう時間たち』の名匠スティーヴン・ダルドリーが映像化。戦時中の罪に問われ、無期懲役となったヒロインを『タイタニック』のケイト・ウィンスレット、彼女に献身的な愛をささげる男をレイフ・ファインズが好演。物語の朗読を吹き込んだテープに託された無償の愛に打ち震える。


あらすじ:

1958年のドイツ、15歳のマイケルは21歳も年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)と恋に落ち、やがて、ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになり、愛を深めていった。ある日、彼女は突然マイケルの前から姿を消し、数年後、法学専攻の大学生になったマイケル(デヴィッド・クロス)は、無期懲役の判決を受けるハンナと法廷で再会する。


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