最近観た映画
廃市・はいし
大林宣彦監督
↑画像はWOWOWさんよりお借りしました。
本日のトライ!はまた今度にしますワ…
昔の独り上海旅行の続きを、また今度、仕上げますワ
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4月、少し前だけど
大林宣彦監督の映画、
「廃市」ー(はいし)を観た。
暗く叙情的な映画で、文学的。
好きなのタイプの映画だった。
私は大林監督と誕生日や血液型が同じで
そこから気になり出して、
以前からよく映画は見ていた。
が、この廃市は初めて観た。
WOWOWに加入しているので、
大林宣彦監督追悼特集で観た。
↓
https://www.wowow.co.jp/detail/014494/-/02
若い頃の小林聡美さんが、
あどけなくもしっかりした旧家の娘さんを演じている。
その娘さんが、亡くなった母親の墓参りに
舟に乗り出掛けるシーンがあった。
そこでの心に残ったセリフ。
「私、
生きている人も死んでいる人も、
同じように思うんですよね」
そういったような、セリフだった。
誰もお墓に参ろうとしない母のところに、
独り足繁く通う彼女から発された言葉だ。
私も、なんとなく
彼女と同じような考えのような
そんな気がした。
映画の舞台は九州の福岡県の少し南にある、
柳川だ。
日本のベニス(イタリア)と言われたそうな。
村の中に入り組んだ水路があり、
そこを小舟で往来する。
柳川市にはこの映画に出てくるような、
水路が今もあるみたい。
映画では愛の裏側や、
人間の哀しみが描かれている。
彼女に言わせると「死んだように生きている」
村の人々や、村そのもの…。
一夏、東京から論文を仕上げにやってきた
大学生の青年。
最後に論文の仕上がった表紙がパッ!と映る。
それはエドガー・アラン・ポーについての
執筆だった。
もうさ!
それを見ると、
この映画の全体のイメージが
解る人には解るで しょう。。
↑原作 福永武彦 「廃市」