今年は例年以上にお手入れ品、お直し品を多く承り、
狭い店内は、すぐにこのような感じに。
本日は、【八掛直しの方法について。】
着物を時折しか着られない方には、
興味のないお話かもしれませんが、
良く着られる方には、
とても身近なテーマかと思います~。
着物を良く着ると、八掛が擦り切れてくると思います。
一番大切な着物の部分が擦り切れるのを防ぐために、八掛があるので、
擦り切れていって当然で、正解!なのですが、
この八掛直しのやり方について、お客様と店主のお話で、先日、「!」と思うことが。
あああ。そうか、私はこのお店の方法しか知らないけれど、
他のお店では、そういう方法でされているところもあるのだなあと思い、
参考になればと書いてみることにしました。
ゆずを頂きました~。ジャムにしようと思ったら砂糖が切れてましたΣ(゚д゚lll)
とあるお客様。これまで、
新しく着物を作るときは、八掛直しをみこして、
身丈を長めに作ってこられた。と。
これが意味することは、
つまり、
八掛の裾を直すため、大切な着物の生地ごと、裾を切って、八掛を直す方法です。
裾である下をばっさり切って、
きれいに整える。という感じでしょうか。
この方法は簡単なのですが、
裾を直すたびに、文様の位置が下にずれてきます。
八掛直しの一番簡単な方法ですが、
大切な着物や、図案が気に入ってるものであったら、、、。
素材によっても違ってきます。
着物の直し方というのは、一つではないので、
どんな方法があるのか、
どうやって直していくのか。
ちなみに当店では、この簡単な方法は殆どしませんが、
どうしてそうなのか。とか、
お話しながら進めていくのも、深まる着物時間で、大切でたのしい時間です。