さて。さて。夏と言えば、ゆかたですが、
ゆかた姿をお見かけしたら、
ここを見てみましょう。
そのゆかたが、ちゃんと、丁寧に
仕立ててあるかどうかが分かります。
それは、「柄合わせ」。
下の写真は、、ちょうど真ん中に線があります。
この線は、反物と反物を合わせている線で、
おくみ線です。
ちゃんと、考えないと、可愛らしい緑の唐辛子は、
つながらないのです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140728/10/tontenan/f8/df/j/t02200295_0800107313016634607.jpg?caw=800)
絵を合わせることだけが柄合わせではありません。
全体的なバランスと、限られた反物の長さで、
どこに、どのような柄を持ってくると
バランスが良いかを、最善の方法を、
良く良く良く考えてから生地を裁ちます。
これが、思った以上に、浴衣を着た時の
雰囲気を大きく左右させます。
柄は素敵なのに、どこか野暮ったい・・
そんな風に思えるときは、それは、
柄合わせがされてないから。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140709/17/tontenan/cd/da/j/t02200402_0800146112998155816.jpg?caw=800)
私達が、浴衣を仕立てるときには、
一番、柄合わせを大切に考えています。
これが、意外と時間を要する作業でありますが
だからと言って、仕立て代が高いわけでは
ありません。お値段の高い浴衣だけ・・でもなく、
お値段に関わらす、ただ、こちらの思いだけで
真剣に行っています。
何の料金も発生しないのが
「柄合わせ」なので、そこまでするかどうかは、
各お店の考え次第とも言えます。
一つ売れる度に、うーーんとうなり、
仕立て士の方と、時間をかけて打ち合わせ。
上手く、仕立て上がると、
とーっても喜んでいる当店主です。(笑)。
もちろん、子供のゆかたも同じです。
丁寧な仕立てかどうかを見極める
一つのポイントでした。
音点庵
(ホテルフジタ福井1F「呉服の佐々木」)
☎ 0776-22-4124
✉アドレス