国が違えば学問のシステムも違う。
娘の大学はロンドンの大学街の一角にある小さな学部。
周りにも他の大学の学部が幾つも集まっている。
あれは?
何処そこ大学の何学部。
あそこは?
あれは、何々大学の何学部。
同じ大学の学部違いが並んでいるかと思いきや違ったりする。
小さな学校なのに、その中の学科での卒業式が行われた。
「Aちゃんは?」
『うん、明日が卒業式。』
ふうん。
ちょっと待っててね、と言いながら消えて行った。
しばらく待っていたが、なかなか戻って来ない。することも無いのでそこら辺をブラブラし、花屋を探す事にした。
近くの広場でファーマーズマーケットが開かれていた。花はないかと尋ねたら、花屋は出てないらしい。仕方がないので、野菜を花に見立ててバスケットを作る事にした。
珍しい野菜がいっぱいあった。ベジタリアンもどきの娘にはぴったりかも。
さて、やっと戻って来た娘はガウンと帽子を借りてきて、友達と写真を撮りながらはしゃいでいる。
卒業式は賑やかな演奏から始まり、美しい音色のアフリカの弦楽器演奏とともに先生方の入場。続いて1人ずつ名前を呼ばれて学長と握手する。名前を呼ばれると拍手やヒューヒューなどと声が掛かる。
中国楽器演奏のあとはマスターコースの名前を、最後はドクターコースなのだろうか・・ガウンと帽子が違う。
かしこまった日本の卒業式とは全く違って、アットホームな雰囲気だった。この学部ならではなんだろう。
式の後、友達や家族と写真を撮り残り少ない時間を過ごす。握手をし、ハグをし、帽子投げを楽しみながら。
良かったね、卒業出来て。最後の半年は、日本の就活と沢山のエッセイ、卒業試験とでいっぱいいっぱいのようだったからね。
本当に卒業、おめでとう。
