年に二度、
いつ頃からかトラちゃんの配慮で招待ハガキが届くようになり、
一葉3人までお誘いできるため、
前回はお友達と共に。
今回はどなたのご都合も合わず、
久々つのデートと相成りました。
第一、
「オーケストラ」と「吹奏楽」との違いだってわかっていない私
■「オーケストラ」=
語源はギリシャ語「半円形の踊り場」の意味だった。集団で弦楽器や管楽器を演奏。一般的には「弦楽器」「金管楽器」「木管楽器」「打楽器」の4種類によって成立する。
■「吹奏楽」=
大人数で1つの曲を奏でる点で共通する。コントラバス以外の弦楽器を使用しない。オーケストラ以上に管楽器の本数が多い。ジャズやポップスなど、クラシック以外の楽曲を演奏する機会も多い。
中野駅南口8分の中野ZEROホール
<<新交響吹奏楽団 第98回定期演奏会>>
~オーケストラよりシンフォニックな響き~
2024年5月23日(木) 19時開演
とはいえ、
いつも18:30からアンサンブルを聞かせてくださるのです。
今回はなんと18:20から始まりましたのでびっくり。
珍しく早く到着したので、幸い
3グループの嬉しいおまけの演奏を聴くことができ、
それは得した気分です。
だって、とても普段聴くことが出来ないアンサンブル。
早めに行って楽しみにしている一つです。
[本日のプログラム]
第一部
・セント・アンソニー・ヴァリエーションズ(7分)
・ギリギア(追憶の歌)(7分)
・ウィズ・ハート・アンド・ヴォイス(9分)
第二部
・交響曲第3番 作品89 (40分)
[常任指揮者] 松田浩則 (1963年宮崎県小林市生まれ、トランペッターから指揮者へ)
[演奏] 新交響吹奏楽団(1961年東京労音の演奏サークル、2つのオーケストラの管楽器奏者を中心に結成された)
夜の催し物には、最近は極力避けるようにしています。
還暦を過ぎ気持ちと体のアンバランスを
意識するようになったからですが、
それでも60代はま~だなんとでもなった気がしますね。
丈夫のつもりだったのに、
人間精神が培われ熟(コナ)されていない事に加え、
身体の方は、
自身が思っていたよりも柔(ヤワ)いのだという事を、
少しずつ自覚するようになってきたからではあります。
とはいえすぐに忘れますが、😅
指揮者松田氏がたいへんにこやかな笑顔で舞台中央に現れました。
本当にいい笑顔されています。
全くもう、
こうしてみんなで演奏できることがとてもとても嬉しく、って
という気持ちが溢れていて、私まで笑みが絶えません。
指揮台に立ち、こちらに一例し、そして団員の皆さんの注目へ向く。きっと目と目で、合図会話なさっているのでしょう。
などと勝手に考えていたら、
突然!
第一部 初発の曲の始まりは、突然の如くだった。
わたしは目がパカッと開きドキドキしてしまった。
さてさて、いつもの楽しみは、
多くの演奏者が椅子に座しての演奏の中、
木管・打楽器さんは、たいへん忙しいのです。
客席から左手に、木琴・鉄筋・太鼓やドラムなど並べてあるのです。演奏中、担当の3,4人が、
それはもうあちらの木琴を叩き、
次はこちらに移動して鉄筋を奏で、
交通整理しなくてはならないと思うくらいに、
楽器の合間を縫って移動。
それは見ていてなんだか人形が動き回っているようで、
変に楽しめます。
今回、コントラバスの男性の熱演にも目が奪われてしまいました。
コントラバスって非常に大きく、
高い椅子を使用しての演奏、
そうだよね、長時間立ったままの演奏ではなかなか体力入ります。
でも立ったままのこともあるらしい。
弓は太く、重い弓を使って強い圧力をかける、奏者はリズムとハーモニーを支えるために、より力強い演奏をするという通り、
視力の悪い私が見ていても、
本当に力強くなんだかとても絵になる姿でした。
何回目でしたか、時間ギリギリで会場目指していたときに、
それでも帰りが遅くなるので簡単でもいいからお腹に入れたい、
とZEROホールまでの途上、
”うどん蕎麦”の幟を立てた昔ながらの小さな店を見つけ入りました。
そのことを思い出し今回は、直でその店へ、
ご年配のご夫婦でされていますが、今回息子さんでしょうか、
少しわかめの方と女将さんが厨房へ、
店主はこの時間には、引っ掛けながら客と会話を愉しむ、
そんなんところも私は好きで、
しかも昔風の親子丼は、
卵たっぷり単品なのにワカメたっぷりの吸い物、お新香までついて、
トラちゃんは野菜天ぷらの盛り蕎麦、
後の蕎麦湯に
「焼酎入れておいたから飲んでね」とニッコリの店主、
耳の聞こえの悪いトラちゃんを放って
私は「それはいい」と応じる。
もちろんそんなもの入っているわけないんだけどね。
店を出るときに女将さん
「おしゃべり好きなのですみませんね」
「とんでもない、私もこんな風に話せるの好きなんですよ」と。
かなりたっぷり頂いてそれでも若向けのランチより安い料金。
ありがとうと感謝してホールへ向かいました。
少々落ち込んでいた心が、
あの力強い演奏とときに優しい音色、
明るいアンコール曲で心軽く
家路に着くことが出来た日でした。
あー、どちらも美味しかったー❣️