バスを待っていた。
来た来た。
私の前に並んでいた二人、
80代のじいちゃんと私と同世代のおばちゃんと、
バスのドアが開き、さて乗ろうとしたじいちゃん
段差によろけて、あっ!
思わず私は前に躍り出て、「大丈夫ですか?」
じいちゃんはうんうん頷いて乗車した。
私が最後尾に座ったら、
その前席に座っていた先のじいちゃん、
後ろを向いて盛んに喋り始めた。
さっき打った脛を見せてくれる。
見せなくってもいいんだけれど、
擦りむいて血が滲んでいる。
あちゃー、やはり打ったんだねー、
彼は、もう片方の足も
ズボンの裾を少し上げて見せてくれる。
冷やせるものがあれば早く冷やすと
治りも早いんだけどねー、と私。
もう何度も打っているという。
そう、あちらこちら
青あざだったり、傷になっていたり、
ひゃー😵。
それをニコニコ笑顔で話してくれるから、
あー、なんで昔の人は強いのだろうって思ってしまう。
自転車のタイヤが大きなものだから
足がうまくつかなくて、それで転けて怪我の痕、
などと言ってまた見せてくれる。😅
全くステキに軽やかなんだ。
「これから買い物と思ったけど、あそこは機械でお金の支払いになってやっかいでね。こっちは店員が愛想がなくてイヤになる。今日は農協前で降りるよ」
農協前バス停に来た。
「おじちゃん、ゆっくりでいいからね。慌てないで降りてね」
じいちゃんはバス🚌を降りた。
私は後ろ座席からその姿を追っている。
おじちゃんは降りたのに動かない。
バスが発車した。
私はおじちゃんを向かいの窓越しに見ている。
あー、もしかして、
私にご挨拶したいのかなぁ、、、
なんて勝手に思っている私。
バスが🚌動き出す。
おじちゃんもやはりどうやらバス内の私を探しているようだ。
私が手を高く大きく振る。
おじちゃんちょっと気づいたらしい。
バスが離れていった。
たーだこれだけのことなのだ。他愛のない、
馬鹿馬鹿しいくらい短い言葉かけと目をかけた、お互いに。
なんだかあったかいんだなぁ。
じいちゃんの打ち身の脛🦵
早く治りますように💓
こんな瞬時の楽しみ、
わずかながら大きな気持ちの交流が
きっと若い方々には
ほとんどないのかもしれないなぁ、
可哀想だなぁ、
寂しいことだなぁ、
と勝手に思えた。
私は終点到着まで
とにかくニコニコして温かな気持ちでいられた。
感謝🙏😊💕