青森タクシー暴行微罪処分強要事件 | とんきちのブログ

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タクシーの運転手が酔った客に暴行を受けて、警察官が駆けつけたが、その場ですぐに逮捕せず、女性警察官が運転手に微罪処分でええかというようなある意味強要しているビデオ映像が報道されている。

 

映像を見る限り、本来傷害罪や器物損壊罪の現行犯で逮捕すべきような案件だが、女性警察官が微罪処分とするよう誘導し、被害者がきちんと告訴したいという意向を示しても、「運転手さんも拘束されて」とか「微罪処分で上司に報告してるんで」とかどうしても微罪処分に落としどころをもっていきたいというような様子が映っていた。

 

ちなみにこの警察官は30代の女性警察官、巡査部長らしいが、初級幹部だ。

 

私の推測だが、面倒くさかったんだと思う。

現行犯逮捕して送検して起訴の手続きとなると、結構面倒くさい手続き、書類準備が必要だ。

しかし、万引きの現行犯にしても、結果的に微罪処分となることはあるが、検挙段階では書類送検できる証拠、供述調書、被害届などをそろえる。

 

それを暴行、傷害で被害者が怪我や物損被害を受けているのに、その場で微罪処分を強要するなんて、普通ならありえない。

そもそも微罪処分が適用されるような案件ではない。

 

夜勤明けで連休でもとっていたのだろうか、検察送致となると所定の時間内に色々と揃えて事件処理しないといけないという縛りがあるようだが、自分で処理する時間がないからそれを嫌がったのだろうか?

そうなってくると、システム上の問題も浮かび上がってくる。

こういう案件を個人だけに委ねると、この後も同様のことが起こりかねない。

 

現場での微罪処分なら報告書みたいな書類1枚で完了だ。

 

どう考えても、そういう力学が働いたとしか考えられない。

 

元々は正義を守るためという信念の下、警察官になったのだろうが、やってることは汚職や横領、談合と同じようなレベルだ。

 

処分は本部長注意みたいなことらしいが、これこの後警官続けられんやろ。

もし続けられたとしたら、かなり面の皮が厚いんだろう。

 

もうちょっと被害者に寄り添った立場で物事考えろよと言いたい。