以前ダイソーの品揃えが悪くなっているということを書き、業績は必ず落ちるだろうということを予言したが、そろそろ決算発表時期である。
と言いたいところだが、非上場企業なので正確なところはすぐにはわからない。
夏くらいには一連の改装の結果が検証できるだろう。
一昨年末の心斎橋へのピンクダイソーお披露目を皮切りに各地でピンクダイソー化している。
あれだけの企業だから色々と検証した結果拡大しているのであろうが、中身については納得できない。
品揃えもそうだがレジオペレーションもいただけない。
従来のスーパーのようなサイド通過式の精算方式から対面方式に変わったのだが、これがレジが混む原因となっている。
別に測ったわけではないが、感覚的にはこれくらいの客数で何で混んでいるんだ?と思うことがしばしばある。
肝心の品揃え面だが、
カテゴリー、品種、品目によって、この改装を機に大きく拡縮されているようだ。
まず大きく縮んだカテゴリー、近場のダイソーでの感想だが、
一番は工具DIY関係だろう。
従来ゴンドラ1列4面くらいあったものが1~2面に縮小されている。
これによって必要最低限のものしかなくなった。
なくなったものとしては、電動ドリルの先端ビットやヒューズや配電関係のパーツなどだ。
このカテゴリーは私にとってはありがたいカテだったが、この改装によって買いに行ってもないということが多々あるようになったので品揃えを批判しているわけだ。
逆に大きく拡大したカテゴリー
靴下だ。特に冬の売り場は大きかった。スーパーの靴下売り場よりも大きかったのではなかろうかと思うほどであった。春夏には何になるか観察が必要だ。
元々ダイソーを支持し始めたきっかけは、大半の人がザ・文具かザ・プラスチックからだろう。
スーパーで200円300円で売っているものが100円で手に入る。
特に品質にこだわらない、使い捨て的な商品なら100円はありがたい。
そして、店内には誰が買うの?というような必需品でない雑貨(私はジャンク雑貨と呼んでいるがww)等、色んなものがあって発掘する楽しみがある。
つまり、高回転する生活必需品と低回転のバラエティ雑貨の絶妙な組み合わせが100均最大の魅力なのだと思う。
それが今のピンクダイソーは高回転の商品に絞り込んできているような気がする。
経営としては当然のベクトルだと思うのだが、業態の持つ魅力は何かということも踏まえてアレンジしていってほしいと思う今日この頃である。