改装したダイソー２店舗で買い物する機会があったのだが、２店舗ともほぼ同じで、正直『これはあかん』と感じた。
思わずレジで精算する時に、改装して品揃え悪くなったねとレジ係員に言いそうになるくらいだった。
改装のポイントとしては、
・内装や什器のカラーイメージをピンク系の赤と白に統一
・什器の高さを従来の１３５０ｍｍから２１００ｍｍくらいの背高に入れ替え
・品揃えの変更
なのだが、背高什器の圧迫感も嫌いなのだが、最も大事な品揃えのところが最もあかん。
恐らく従来のダイソーでは、同一カテゴリーの同一用途の商品で類似アイテムがいくつもあり、不良在庫や品切れによるチャンスロスが発生していたため、開発アイテムをカテゴリー毎に絞込み、効率化を狙ったものと思われる。
しかしだ。
その絞込み方がまずいと物はあるが、欲しい物ではないという状態が発生する。
ちなみに私の場合は、メモ帳が切れてきたので、寄ったついでに買おうとしたのだが、手帳の売り場に行って『はあっ？』ってなった。
なんとミニ手帳の幅が８ｃｍくらいの幅広のものしかない。
横型、縦型、２つ入り、３つ入りなどのＳＫＵはあるが、幅のバリエーションをもったＳＫＵが存在していないのだ。私はシャツのポケットに入れることを想定して５ｃｍ幅くらいのスリムなものが欲しいのだが、ポケットの幅いっぱいになるようなものしかない。
それ以外では３ｃｍほどの本当にミニミニサイズのものしかない。
これはあかんやろ
もう一つおまけに悪口を書いておくと、
システム手帳のリフィルだ。
１店舗目に行った時は、たまたま品切れしているのかなと思い、気にもとめなかったが、２店舗目で全く同じ棚割り状況になっているのを見て、『はあっ？やる気あんの？』となった。
私が呆れた理由は、リフィルで最も消費量の多い、一番売れ筋になるはずの罫線入りの白がないのだ。
横には無地や方眼紙、ダイアリー、アドレス帳などがある。罫線入りも１ＳＫＵあるのだが、なんと色が茶色なのだ。ＨＢの鉛筆で書いたら読めないくらい濃い茶だ。普通ノートにこの色設定するか？というような色なのだ。
クリームやベージュなら妥協して買おうと思っていたのだが、茶色しかなければ買えんやろ。
方眼紙が２フェイス（普通に１フェイスと２パックくらいとりあえず掛けていた１フェイス）だったので、恐らく欠品しているのだろう。
罫線入りは３フェイスとるような棚割にするとか、罫線幅の違うアイテムや別の色のアイテムをそろえるとか、棚割どおりに陳列した時点でリフィルの中の罫線入りの陳列在庫量を半分以上にしないとあかんやろ。それが売れる時期の限られるダイアリーと同じ１ＳＫＵとは考え方が間違っている。ダイアリーなんかは今の時期品切れしても何ら問題のないアイテムだ。しかし、白の罫線入りはリフィル市場の中で絶対になくてはならないものだろう。
以前は他にもアイテムがあって、間に合わせの代替販売が出来たが、今のダイソーの品揃えでは売れ筋のＳＫＵが欠品したら、そのままチャンスロスになる。
この他にもカー用品や洗濯用具、プラスチックなども確認して回ったが、『これはあかん』と直感した。
本立てとか文具系のプラスチック品で黒がないとか、もう笑えてしまう。
また以前はあったヒューズやハンダ、ネジ、釘などが大幅にカットされている。
思わずダイソー本社にダメ出しのメールを入れそうになった。www
まあ、一番あかんと思っているところは取り扱いアテイム数を減らしすぎているということだ。
先の手帳のように用途、機能の異なるものを１種類に絞ってしまってはダメだ。
それが各カテゴリーで見受けられる。
取り扱いアイテムを絞り込むのは、間違った手法ではない。むしろ正しい方向性だ。
ダイソーの場合、商品はほとんどが自社開発だ。開発アイテムを絞り込むことは、製造原価低減につながるからやらなければならない方向だ。
しかし、その絞り込み方のポリシーが間違っていて、さらに売れ筋の集荷能力が伴わないと、欲しいもの、要るものがそろわない店となり、客足は遠のいてしまうだろう。
事実、私自身これからはセリアに行って買おうっと思っているからだ。
ダイソーがこれらの失策に気づかず、どんどん改装で同じパターンの店を増やしていけば、間違いなく業績は悪化する。
もし、私の予言に反して業績が良くなったら、『ごめんなさい』と心の中で詫びを入れ、１回で１万円くらいの買い物をしてやろうwww
気づくかなあ？気づかんだろうなぁ