今日はちょっと遠征して、荒川区まできました。これといって目立ったとんかつ屋を聞かない荒川区ですよね。下町って感じです。さて、今回訪れたのは東尾久にある「かつ一」さん。一見よくある町のとんかつ屋ですが、さて、これがかなり変わった店でしたよ?
店内にはいってメニューをみると、気になる一言。
「当店のかつは独自の調理法により、焦げ茶色の香ばしいとんかつに仕上げております。」
なるほど、もしかしてクリスピー系か?(要はかなり上げてサクサクというよりも、ガリガリに仕上げているタイプ。揚げすぎ、とも言う)
店内にはコロナに絡めた格言?みたいものが。店主さん自作なんですかね。そうそう、席を間引くなど、お店の方のコロナ対策もバッチリでした。
そしてロースかつ定食900円を注文。
まつこと10分くらい。運ばれてきたのがこちら! たしかに焦げてる! これはもしかして相当固いのか…?
ほんとうにすごい茶色ですね。ここまで焦げてるトンカツは見たことありません。
肉厚は一般的。脂身と赤身の配分もちょうどいい感じです。さて、まずはソースも何もつけず、恐る恐る実食してみます……
!!!
これは!!!
すんごい焦げた香りが一気に口内、そして鼻腔へと突き抜けます!
でも、これはいい香り。揚げすぎの苦みのある香りではなく、強めに焼いたトーストの香り。メイラード反応!
そして次にソースをつけて一口。
!!!!!!!
ソースと先ほどの焦げた香味とが混ざり合い、独特の味わいになる! なるほど、こうゆことね!
この発想はなかったです。一般的にとんかつの衣は見た目やサクサク具合を担い、そこまでトンカツの味に影響は強く与えないのですが、この「かつ一」さんのとんかつの衣は個性を超出してきて、味わい成分のかなりの部分を占めます。
かなりのクセが強いとんかつ! 店主が「独自の調理法」とわざわざ主張するだけあります。この味わいにご興味あるかたは、ぜひ訪れてください!
■コストパフォーマンス ★★★☆☆
■味 ★★★☆☆
■庶民度 ★★☆☆☆
■豚数 85豚
■一言コメント 「クセが強い!」
ロースかつ定食900円
■東京都荒川区東尾久4-11-12