写真撮影は怒られる!? | 1000円以内!東京とんかつ食べ歩き

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とんかつは安くなけりゃあ、とんかつじゃない!!
東京都内の旨くて千円以内で食べられるとんかつ屋の食べ歩きルポ。
名店といわれる店から、街角に埋もれた庶民派の店までくまなく食べ歩きます。
とんかつを愛するが故、時には容赦無く斬り捨てゴメン!VIVAとんかつ!

トジャガーさんから「いもやで写真撮影して注意されなかったか?」という旨のコメントを頂きました。

「いもや」に限らず、グルメブログやている人全体にとって「お店での食べ物写真撮影」は結構重要な問題なので、あえてブログにて回答させていただきます。
まず、「いもやでの撮影」ですが、何も問題はありませんでした。たしかにいろいろうるさそうな店ですので、文句言われるかなー、と僕も内心おもっていましたが、完全スルーでした。
ひょっとしたら僕の「撮り方」がポイントなのかもしれません。


そもそもトンカツ屋にしろレストランにしろ、「食事をする場」において、食事と関係ない行動を取るのは人の目についきます。たとえば、携帯電話とか、長々と新聞や雑誌を読んで席をどかないとか、ましてや化粧を直すとか。基本的に食事と関係ない、これらの行動はマナー違反といえるでしょう。

僕としては、「食べ物を写真に撮る」という行為もそれに含まれ、気を悪くする店主もいて当然、考えています。そういった意味で、僕は店主が食べ物を撮影している人を注意することがあっても仕方ないと考えています。
僕は法律に明るくないのですが――もっといえば、仮に注文したトンカツが提供されたとしても、お金を払うまで所有権はお店側になるのかと。そうなると、トンカツの写真を撮るという行為は、肖像権を侵害するということになる??いや、こんな議論をしたいわけではないですよね(笑)。


僕は基本的に、ブログだろうが、記念にだろうが、やはり食事の場で食べ物の写真を撮るのは基本的に「マナー違反」だと考えているので、このブログに掲載する写真を撮るときは、「手早く」「申し訳無さそうに」撮影するようにしています。ですので、ほとんどフラッシュもたきません。そのおかげか、あるいは単に運がいいのか、いままで何十軒のトンカツ屋で撮影してきましたが、一度も文句や注意を受けたことはありません。あと、基本的に店内風景は撮影しません。撮るとしても、本当に気がつかれないように素早く撮ります。これでも結構、店に気を使っているつもりなのです。


他のお客さんが気になるくらい、得意げに食べ物をはしゃぎながら撮影していたり、昼時で混んでるのにパシャパシャ撮影したり、いきなりフラッシュをたいたり、店内風景をパシャパシャ撮影していれば、怒られるのは当然です。あくまで、「手早く」「申し訳無さそうに」がベストかと。


最後に、論点は少しずれますが、日本のマスコミには「フードジャーナリズム」がほとんど存在しません。味の良し悪しは人間の主観ですので、評価が難しいのは分かりますが、それにしても「ジャーナリズム」が欠けています。僕はレストランの批評が堂々と乗っている雑誌は「週刊文春」の一部のコラムや昔の「BRUTUS」くらいしか思い出せません。

これだけ多くのレストランがあるにもかかわらず、大多数のマスコミ記事は店寄りの記事です。誰しもが本当に美味しいものを食べたいし、まずいものに高い金を払うつもりはないはず――その欲求があるからこそ、これだけ多くの「グルメルポ・ブログ」が存在し、人気を博すのです。


僕自身のブログが「グルメルポ」として優れているとか、批評性があるとか、そういったことを言うつもりは全くありません。しかしながら、ブログにはトラックバックというシステムがあり、一つのレストランの情報を複数のソースで読むことで、雑誌の提灯記事なんかよりももっと、有益な情報を得られると考えています。

ですので、たとえ僕が写真を撮っていて怒られて、あるいはブログで店の批評を書いて怒られても(もちろん、申し訳ない気持ちで一杯になることでしょう)、写真を撮ること・そしてブログやめません。
一人でも多くの人が、本当においしいトンカツ屋にたどり着いてほしい、そしてそれに応えるトンカツ屋が出てきてほしい、それに尽きます。
今後もよろしくお願い致します!VIVA★トンカツ!