米国、中国共産党の学術スパイ機関に危機感 | ボルタのブログ

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本文は5月8日のEpoch Timesの要約及びそれに関するコメントです

要旨

米共和党の下院議員らは5月4日、中国共産党が同国で展開する学術スパイ活動を調査すると発表し、教育省に関連する情報を要求した。

FOXニュース同日の報道によると、下院教育労働委員会と労働委員会、監督・政府改革委員会、軍事委員会、国土安全保障省、科学・宇宙・技術委員会、情報委員会、外務委員会のリーダーがベッツィ・デボス教育長官に共同書簡を送った。

書簡は、「中国共産党政権がアメリカの大学への投資を利用して、大学キャンパスをアメリカの学生に影響を与える場所に変えようとしていることを懸念している」と述べた。

米スタンフォード大学フーバー研究所の2018年の報告書によると、米国の大学には約110の孔子学院があり、中等教育には500以上の孔子課堂があるとされている。 議員らは書簡の中で、「これらの教育機関は表向きでは中国の言語や文化を教えているが、報告書は、これらの機関が中国共産主義のプロパガンダを推進するための道具としてアメリカの大学を利用しており、学問の自由に危険を及ぼしていると大学の教員や他の監督機関が警告していることを、指摘している」と述べている。

議員らは教育省が「外国からの資金を受け取ったかどうか、あるいは開示されているかどうか、多くの大学について調査を開始した」と認識し、デボス長官に対し、2018年1月1日から現在までの、外国からの大学や教授への贈与について、調査に関連するすべての情報を提供するよう要請した。

下院監視委員会のジム・ジョーダン副委員長は別の声明で、米国は「危険な共産主義体制が高等教育機関を買収すること」を許してはならないと述べた。

 

コメント

・孔子学院は日本にも存在し、2019年には山梨学院大学に孔子学院が新設されるなど、増加の一途をたどっている、孔子学院・孔子課堂が所在する大学・高校等は、孔子学院に関するカネの経路を明らかにしないなど、疑惑が多い。また、シラバス等を公開していないこともあるという。さらには、講師と親しくなると、個別で話をするようになり中国に関する政治の話になった事例もあるという。

・アメリカやカナダなどの国では孔子学院、孔子課堂がスパイ機関とみなされ、相次いで閉鎖されている。これは、孔子学院に在籍する学生が意図せずに中国の学術スパイになることや中国共産党の思想に染まることを危惧してのものだ。

・孔子学院をこのまま置いていけば、日本の学生、そして学術機関は、これからも孔子学院の犠牲となる可能性が十分にある。このため、日本政府も孔子学院の危険性を理解するとともに、孔子学院について調査し、速やかに孔子学院を全て閉鎖すべきである。