devices: 

 モニターの設定
 認識されたモニターは、モニター名が表示されます。
 設定は、モニターの仕様に合わせます。

 

デバイス名(モニター名)

device name:モニター名が表示されます。
device type:モニターの表示方式を選択します。
         通常は、「Digital Monitor / TV」(液晶パネルモニタ)を選択します。

  

 

 

 

 

 

 

identification

モニターの情報(EDID)が表示されます。

 

 

 

 

 

properties

モニターへ出力する色深度などの設定を行います。


the display expects the following RGB output levels: RGBレベル

 フルレンジ(0-255)か限定レンジ(16-235)を選択します。

 通常は、「PC levels(0-255)」を選択します。


the native display bitdepth is:カラービット深度
  モニターに合わせた色深度 を設定します。GPUドライバーの設定も合わせます。

 モニタが10bit RGB入力・表示に対応していれば、10bit(or higher) を選択します。

 モニタが 8bit にしか対応していないのに、10bit に設定すると、8bitへの減色が入り、

 バンディングが発生する可能性があります。
 

3D format: 通常は、「Auto」を選択します。

 

  

 

 

※10bit出力をする場合には rendering - general settings の 
 "use Direct3D 11 for presentation (Windows 7 and newer): " を有効にする

 必要があります。
 

※10bit出力はフルスクリーン表示のみ

 

補足: madVR - 8+2bit 色深度モニターは auto にしないこと

 

 

 

バンディング:滑らかなグラデーションで発生する濃淡の縞模様

 バンディング除去は、ディザリングを使用します。

 

 


※ HDR表示の場合、映像が暗すぎて見えずらい場合があります。

 その場合は、RGBレベル(特に黒レベル)を変更します。

 キー割り当てでプロファイル変更を行えば、簡単にレベルを切り替えることができます。

 

補足: https://ameblo.jp/tone-123aaa/entry-12611922292.html

 

 

 

 

 

 

 

 

calibration

キャリブレーションは、設定しないほうが良いでしょう。
disable calibration controls for this display」を選択します。
disable GPU gamma ramps」にチェックを入れます。
(見た限りでは、チェックを外して GPU側で設定しても、色が変わったように見えません。)

 

 

 

なお、上記の設定は、「ガンマ補正を madVRやGPUも行わない」という設定になります。


モニタが3DLUT(3D ルックアップテーブル)に対応していれば、
calibraciotn this display by using external 3DLUT files」を選択し、ファイルを設定します。
その場合、GPU側で補正させないように「disable GPU gamma ramps」にチェックを入れます。

 

SDR動画のみ補正を行います。HDR動画には機能しません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

display modes

ソースの解像度やフレームレートによってフルスクリーンに切替えるか否かの設定
画質にはあまり影響がありません。
また、モニターと動画のリフレッシュレートを揃える custom modes もあります。
 

display modes

 

 

custom modes

 

※カスタムモードを操作・設定すると、NVIDIAカードの場合、

 10bitカラーに設定しても、8bitカラーになってしまいます。

 10bit色深度を優先させている場合は、カスタムモードの操作は

 しないよう注意してください。

 

 

参照:

http://madvr.com/crt/CustomResTutorial.html

 

 

madVR 0.92.1 ディスプレイのカスタムモード

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

color & gamma

簡易補正。calibrationで校正しきれない場合に使用する。
基本的には、設定しない。

なお、calibrationと同様、SDR動画のみ補正を行う。

HDR動画には機能しない。

 

 

もし、コントラストや色の補正をしたい場合は、MPC-BEなどのプレーヤー側で

行ったほうが操作しやすいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

hdr

HDR(ハイダイナミックレンジ)の設定

通常は、「let madVR decide」を選択します。

 

 

 

HDR信号を そのまま送りたい場合

 

シェーダーを使ったトーンマップでHDR信号を送る場合

 基本的にSDRモニターを使用している人向けの設定 (SDR変換)

 

 

3DLUTを使用したトーンマップで送る方法

 

 

ディスプレイタイプ別の HDR 推奨設定

OLED(HDR) / 高輝度液晶(HDR)  600nits超

passthrough HDR to display 

tone map using pixel shaders (HDR output)

 

中輝度液晶(HDR)  400~600nits

passthrough HDR to display 

tone map using pixel shaders (HDR output)

 

低輝度液晶(HDR)  300~400nits

tone map using pixel shaders (SDR output) 

passthrough HDR to display 

 

プロジェクター(HDR)  50~250nits

tone map using pixel shaders (SDR output) 

passthrough HDR to display 

 

SDRディスプレイ

tone map using pixel shaders (SDR output) 

 

 

tone map using pixel shaders (SDR output) :output video in HDR format チェックOFF

tone map using pixel shaders (HDR output) :output video in HDR format チェックON

 

 

 

 

 

 

 

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参照:

madVRの設定 (v0.92.17)