[超長文] ジャイガ2022年7月23日 ライブ参加感想 | とんで秋山黄色とほかのいろ

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[超長文] ジャイガ2022年7月23日 ライブ参加感想

 

 

舞州でありましたフェス、行ってまいりました。

自分の行動は、下記。

 

秋山黄色

大休憩

(食べながら)Lenny code fiction

小休憩

湘南乃風

小休憩

Crossfaith

(寝ながら)マキシマムザホルモン

(帰りながら)yama

 

どんだけ休憩とるねんって感じだと思いますが。もう、あの真夏の気温の中(たしか35度くらい)、野外に一日中いるだけで冬の全力疾走より体力奪われました。

秋山黄色が終わった時点で全身の水分が放出されつくして干からびる寸前でした・・・。冗談じゃなく黄色さん終わった瞬間、もう帰りたいと思ったくらい疲れてそして暑くて暑くて暑かった。灼熱だった。

coldrainまで残るつもりだったけど、あまりに疲れてしまいました。。。

 

さて、では感想。(最初の方はどうでもいい記録なのですっとばしてください)

 

 

■前日まで

関西在住の私には、大阪の舞州で行われるこのフェス、行動範囲内。

しかも7/23はわりと好みのアーティストが揃っていた。

ツイッターで親切な方が「このジャイガの7/23はラウドロック系が集められていたらしい」とツイートしてくださっていたが、まさに、このメンツのトップバッターに秋山黄色が用意されているというのは、なんとも素晴らしいチョイスというか、うんうん、秋山黄色はやっぱ性根はラウドロックだよなって思ってる私としては至極納得の組み合わせなのでありました。

 

数日前までこの日の大阪の予報は「曇り」!雨でも晴れでもなく、曇り!!!やった!

「アメニモヌレズ、シミモデキズ。」かの文豪もびっくりなほどに、私にとってのフェス日和・・・・・!!のはずだったのに。

 

前日。

『大阪の天気予報: 晴れ。熱中症注意』

誰だよーーーーーーーー!!!わざわざ太陽呼んだ人―――!!

誰だよーーーーーー!!!!わざわざ太陽呼んだタンポポーーー!!!(※もう絞れてる)

 

推しが晴れ男すぎるのも困ったもんです・・・。

 

まあでも、11時開始の秋山黄色のステージに間に合うよう、なんなら早く行ってリハとか見たいな~~あ、グッズも買いたい!なんて思いながら。シャトルバス?まあ、予約なしでもなんとかなるっしょ、なんて軽いノリで寝て、起きて、当日。

 

 

■当日朝~シャトルバス乗り場

ちょっと理想の予定より遅れたけど、JR大阪駅到着間近。ここまではだいたい順調!

ちょっとツイッターとか見てみるかな~~。・・・・!?え、シャトルバスって売り切れることあるの!?しかもこの人の多さ。最悪タクシー、、、今のうちに電話しておこう。しかし。

「オペレーターの方:申し訳ございません、その時刻、コスモスクエア駅周辺のタクシーはすべて予約いただいております」

・・・考えることは皆一緒だった。

ま、、、、、まずい、、、、これ、、、リハどころか、黄色さんの本編にも間に合わないんじゃないか!?

 

とにかくシャトルバスが残ってる可能性にかけるしかない。

コスモスクエア駅につくなり、シャトルバス乗り場へ猛ダッシュ。9:30。黄色さんの出番は11時。やばい。。。。。

フェスを甘く見ていた・・・。

 

――――――――――

まあ、結果的にシャトルバス、当日券残ってて、20分くらい待ったら乗れたんですけど。でも、「時間指定予約した人が全部乗ったあと、それでも余ってるシートに当日券の人を乗せてもらえた」という形式だったので、乗れない可能性も全然ありました。

24日分の一部乗車時刻分は売り切れてたりしたようで。

やっぱりフェスの場合、会場到着するまでの交通手段は、多少お金がかかろうと、早い段階で確保しておかないといけないんだなということを再認識いたしました。

 

 

 

■会場到着~グッズ購入~黄色待ち

10:20くらいに到着。この日発売されたばっかりの黄色さんのTシャツを購入!! 可愛い~~~!

んで、予定ではこれに着替えてから黄色さんのステージを拝聴するはずだったのだが、もちろんそんな時間はない!! SUN STAGEまでダッシュだ!!

・・・・・・・とおい!!どこにあるんだSUN STAGE!!!???

 

まず、会場全体に入ってすぐは「SKY STAGE」っていう、一番大きいステージだった。「COAST STAGE」っていうステージから右側に伸びている道を歩いていく・・・が。。

 

・・・・・・・・広がる海!!海!!草!海!青空!草!海!

 

どこにあるんだSUN STAGE・・・遠い、、、、。暑い・・・・遠い・・・・。5分ほど歩くとついにSUN STAGEが見えてきた!!と同時に、聞こえてくるのは。。。。

「P,PUPA!?」 と、茹で上がった私の頭は勘違いしたが、後で確認すると「アク」だった。最初CD音源が流れてるかと思ったけど、一番の終わりで突然消えたので、「これはリハ!?」と思い、慌てて駆け寄っていく。

 

するとSTAGE前にいるよいるよ!うじゃうじゃ、黄色勢が!っていうかステージ上に黄色さんたちがいるよ!!なにやら聞こえてきたのは「やさぐれカイドー」!!!

 

え!?これ、リハでやるの!?

黄色さんって、リハでやった曲は本編でやらない印象なので、やさぐれを今日やらないことにピックリ!ラウドロックDAYだからやると思ってたんだけどな~~。

 

そしてステージ前「スタンディングエリア」到着!立ち位置は約80cm四方に区切られていて、好きなブロックを選べる。とりあえず入って、やさぐれの最後と「猿あがりシティポップ」だけ乗った。

本編より先にアーティストを見てしまうっていうのが謎の背徳感があるが、まあ見れるものは見ておこう。

青空の下で初めて見た黄色さんの印象は・・・・・「白い!」だった。とにかく肌が白かった。私も体質的に肌が白いとよく言われるが、正直、なんと答えればよいのかというのが本音であったりする。

 

・・・・・という大前提があったうえで、それでも私が黄色さんに思ったのは「肌、白・・・・・!!!」だったから、まあ本当に驚くほど白かった。

 

そう、別に、ただ肌が白いだけでは、なんともない。

 

だが、黄色さんの肌・・・・は、とにかく・・・・美しかった!!!!!

いや、まあ、間近で見たわけではないのでなんとも言い難いが、少なくとも6メートルくらい離れた場所からずっとステージを見ていた印象としては、驚くべき美しさだった。天女ならぬ、天男であった。

 

なんなんでしょうね、あの畏敬の念を抱いてしまうほどの透明感・・・・。自称タンポポの綿毛風の髪の毛から、その下の顔の皮膚、白いTシャツ、そこから伸びている腕まで、頭の先から指先までとにかく白く、透き通るような美しさだった。

いやあ、、、あのような美しさがあれば、たしかに肌が白いっていいよねって思う。

成人男性という四文字熟語からはまったく想像できないような、漫画の中にしかいないような、まあいわゆる「大人の男の人なのに何故かヒゲもうぶ毛もすね毛も毛穴も見えない美しいキャラ」、。。。って「実在するわけないじゃん」って思ってたんですけど・・・・。

 

い た  ・・・・!!

 

そんな黄色さんのステージ開幕。

 

 

■一曲目『見て呉れ』

はい、天男こと秋山黄色氏ですが。

ツイッターで、数日前にこんなことを呟いておられました。

「ジャイガの35分セットセトリ的中させたやつ現れたら後でスペースでもやってやろうかなアホどものために」(※注:原文ママ)

ということで、予想外のセトリになるのではという予想がアホども・・・いや、ファンの間ではされていましたが、なんと、一発目が『見て呉れ』!!

 

きますね~~~。太っ腹です。

トップバッターのステージの一曲目から待機してる人たちって、黄色さんのファンか、あるいは前々から黄色さんに目をつけてて、単独行くほどではないけどどんなもんか聞いてみたい、っていう層だと思うんです。

つまり、ある程度好意的な層。

そこにいきなりこのキャッチ―な最新シングルをぶつけるっていうのは、太っ腹ですよ。

普通は、終盤、次のステージのアーティストのファンもわらわらやってくる時間帯にキャッチ―な曲をやることで、新たにファンを新規開拓するものだと思うし、見て呉れはそういう曲だと思うのですが。それを一曲目から惜しみなく披露するということは、この後の曲たちが十分新規ファン開拓できるキャッチ―さを備えている、という自信のあらわれだと思いました。

 

曲の感想。

「(息吸う)~~~いっせん~~はあ~~いのことっばっ!!」

あの瞬間の、黄色さんの後光・・・・すごかった!!私は5列目真正面で見てたんですけど。

黄色さんのちょうど後ろから照らされてるスポットライトからの白い光が、黄色さんを浮かび上がらせていて、すごい光景だった。

 

さしずめ、『フチドール黄色』だった!!!

 

 

・・・・説明しよう。

「フチドール」というのは、昔、流行りに流行った文房具である。

色ペンの一種ではあるのだが、かなり特殊なペン。色は銀色が主体なのだが、最大の特徴は、その銀色がピンクやグリーン、ブルーといった別の色で「縁どられている」ことである。

(ちなみにさらなる特徴して、なんと消しゴムで消すと色が変わる!)

 

・・・・・・・・という一世を風靡したペンの話はおいといて。

 

黄色さんという白いアーティストを、後ろから照らしたスポットライトが光で縁どっていて、天から降りてきた天界の人、みたいな絵面だった・・・・!!

あれは、すごかったな・・・・。人間を、スポットライトが縁どるってことがあるんだなって、驚いた。

 

正直始まるまでは、青空の下でこのダークファンタジー色の強い『見て呉れ』は合わないのではなんて危惧していたけれど、ぜんぜんそんなことはなかったです。

むしろ白い灼熱の太陽が照りつける草原と青空をバックに歌ってこそ、響く曲だなって感じました。

 

はい、全然レポになってないですが、感想なので。次!

 

 

■アイデンティティ

非常にノリがよく、みんなノレる曲。なので私も非常にノっていたが・・・。なんたって炎天下。いつものライブハウスやホールとはわけが違う。終わるころにはなんかもう水分が放出されすぎて干からびそうだった。

 

だがここで、とにかく一言書き記しておきたいのは。

ベーシスト・藤本ひかりさんのマーベラスなカッコよさだ。

 

黒のノースリーブ&パンツのセットアップ!!! いや、たしかに、ノースリーブこそ、いろんな観点から考えると真夏のフェスの演者としては一番良い選択な気がします!!!

横に天男がいるぶん、ますますひかりさんの凛々しいシュっとした黒のカッコよさが際立っていた。しかも髪の毛も黒っぽいロングだったので、頭の先からつま先まで全身ブラックで、ほんとーーーにあれはすごいカッコよさ、美しさだったなあ。。。!!

 

そんなひかりさんの繰り出すベースプレイ。なんか、ゆりかごに揺られている気分になりました。ひかりさんの美しい髪の毛も含めて、全身をなびかせるような本当になめらかな演奏だったんですけど、あのベースの波に、耳からも目からも、そして震動からも乗せられて、ずっとゆりかごに乗ってるような『アイデンティティ』でした。

 

 

■Caffeine

これも意外と野外楽しかったですね~~タカズミさんのドラムの行進ぽい感じが、あの開放感ある空気にさーっと散らばっていく感じが、新鮮でした。当然だけど室内と比べて、壁がないぶん、音が空気に溶けていく?ので、ドラムはじめ楽器の音色がマイルドに耳に届くというか、各楽器の特に良い音の部分だけをエスプレッソで抽出したような届き方がした気がします。

特に室内との差を感じたのは、ドラムでしたね~~。

んで、このふわふわの高級かき氷みたいなドラムが、この曲にすごい合ったんですよね~。

 

 

■途中でMCあった

内容はちゃんとは覚えてないんですけど。。。

まずは序盤は、「朝から来てくれてありがとうございます」という言葉とか、だったと思う。

 

 

■シャッターチャンス

すごくスムーズにギターを置いて、するっとマイクを手に取って、ぬめっと前方に出てきた黄色さん。近い近い!!!今回も、やはり推しに近寄られると後ずさりしてしまう私なのであった。

とにかくこちらも手をあげてはおろし、あげてはおろしのあのヒップホップノリを全力でやって、照れをごまかす。全力で汗が出ているが、これは黄色さんに緊張しているわけではなく、あくまで真夏の野外でこんなにも動いているからだ、と自分に言い聞かせながらごまかす。

 

しかしながら。やはり身軽な状態でノリながらステージを左右に動き回る秋山黄色の可愛さといったら、和歌山のアドベンチャーワールドのパンダもびっくりなほどでした。

特に「BURRRRRN!!!!」で両腕を青空に向かって突き上げる動きなんて、なんだろね、あんなにスタイルが良いにもかかわらず、あれをやっても嫌味にならず、むしろ可愛らしいなんて。なんて人なんだろうか。

とにかく発汗を促す、元気にしてくれる推しなのだ。

 

が。姿かたちはMAX可愛いものの、特筆すべきは、その声の勇ましさ。

ええ、勇ましい。あれはもう、カッコイイとか、渋いとか、そんなの通り越して勇ましい。「BURRRN! Oh! KUIッKUIッ TAAAAN!!!」どこのジャングルに潜んでた野生動物かと思うような歌声。あの可愛らしいお姿から想像つかないワイルドボイス。マリアナ海溝より深いギャップ、今回も健在でした。

「シャッターチャンッ!!! フォー!! スリットゥーッワーーーーーーン!!!」

指で4 3 2 1 と合図していくあの絶妙な身体の傾き加減とかがもう愛おしすぎて全勢が泣いてましたね、やはり。青空の炎天下で。

 

んで、何がすごいって、あの炎天下でもずーっとすごい声量で、この『シャッターチャンス』を歌いきってるところなんです。

この曲の狂っているところって、「最初から最後までほぼずーーーーーーっと休憩なしでボーカルがある」ってとこ。カラオケで、息継ぎの場所がなかなかなく、窒息するかと思いました・・・・・・。

あの怒涛の連続ボーカルを、まったく苦しくなさそうに、炎天下で、4曲目で、やすやすとやり遂げる、っていうのが、尋常な声量ではないなと思いました。しかも見たところそんなに水分も摂ってなさそうだったし。

 

あんまり体つよくないみたいなことをご本人はおっしゃいますが、肺と喉とかはめちゃめちゃ強いんだろうなと、改めてプロのボーカリストのすごさを目の当たりにしました。

 

一番メロの終わり、「行くよ!!ららららら~~ら~らららら~~」で手を横に振るのを煽るあたり、完全に客席の盛り上げ方を身につけられたというか、私が言うのもあれなんですけど、Lv2とかのライブ映像と比べてわずか一年で同一人物とは思えないほど、ステージ慣れされたなあと、しみじみ感慨深くなる。

 

 

■セッション~ナイトダンサー

そして、Lv3でもやってた、あのセッションが繰り広げられた!ひかりさんのソロから!すごいカッコよかったな~~~。フェスで聴けると思ってないから嬉しかった。

 

んで、ナイトダンサー。

イントロのドラムの四つ打つのが、こう、ちょうど野外でどんどん太陽が高くあがっていく感じとシンクロして、非常にフェス栄えしていた!疾走感もすごくあるので、観客のテンションも絶好調で、みんな腕がすごくあがってましたねーー!

 

これ初めて生で聞いたの、去年の10月の七隈祭前夜祭だったんですけど、それいれてかれこれ五回目でしたが、いつ聴いても新鮮っていうか、一瞬たりとも飽きないし、なんなら毎回記憶ほぼとばされる、すごい曲だなーと思います。

 

 

■MC

ここだったか覚えてないけど。。。。記憶を思い出すと。(言葉尻は違います)

 

「音楽は、手段になっちゃだめなんです。目的なんです。

みんな日々いろんなこと、毎日の仕事いかなきゃとかいろんなこと乗り越えて、でもライブに行けば何か救われるかもって、そういう気持ちで来てくれるかもしれないけど、でもそれって手段になってしまってて。本当は、そうじゃなくて、“ライブで音楽聴いて、ああ、音楽楽しかった!!”って、音楽は目的であるべきなんです。

俺も、リハとかでライブのためにギター弾いてて、いつしかギターを弾くことが手段になってしまいそうなことがあるけど、でもそれって違うんです。音楽を演奏することがただ楽しいって、そういう気持ちじゃないとだめだなって。だからみなさんも、ただただ今日は、いろんなバンド・アーティスト出てますけど、この後いろんなステージまわって、ただただ音楽を楽しんでください!!」

 

音楽は手段ではなく、目的。

この時はどういうことなのか正直ちゃんと理解できなかったけど、家に帰って改めて振り返ると、要は・・・・。

「音楽に依存してはだめ。音楽にすがったって、あなたを救ってはくれない。ただただ音楽は、音を楽しむという状態/行為そのもので、それ以上でも以下でもない」ということが言いたかったのではないかなあ?

 

音楽に触れれば何かが変わるってすがっても、実際は何も変わらない、っていうメッセージだったのかな、と思う。

確かに、ライブはただ音楽を聴くだけの場所である。

ただ、音楽楽しいな!って思いっきりはしゃいで、リフレッシュしたことで、日々の活力になる場合はあるので、結果論としてそれは未来に活かせますが、最初っからそれ目的で行くものでもない、というのは確かにそうだなと思います。

 

 

黄色さんの意図とは異なるとは思うのですが、2022年7月は、おそらくこの年の日本で最も大きいであろう事件が起こった月で、背景にはあまりに深い依存が関係していそうなこともあり、なんかそれを私は思い出してしまった。

適度な信仰心なら問題ないし、そんな人は世界にごまんといるのですが、自分自身を捧げること自体が生きがいになり、当初の目的を忘れてしまっては身も蓋もないなと思います。別に音楽や宗教に限らず、恋愛でも家族友人関係、仕事でもそうですけど。

最初のフレッシュな気持ちだけを大事にして動き続けるのが、健全な人間の姿なのかもしれません。

 

 

■モノローグ

うん、なんか、これ、やる予感がしていた。

Lv3では1公演を除いてやってなかったし、黄色さんも久しぶりにやりたいんじゃないかな、って思った。あと、一般受けもよさそうだし。

 

この日、なんといっても一番衝撃を受けたのは、まぎれもなくこの『モノローグ』だった。

久しぶりに生で聴いたとか、そんな贔屓関係なしに、もうすごく品のある、ワンランク上の演奏だった。

『(もう~) なに~もな~いのに~~』

『(不幸も) し~~あわ~せも~~』

弦楽器がユニゾンになって、三位一体になる箇所・・・・すっごい感動の波が、ステージから客席へどどーーーーっと押し寄せてきました。

ここの和音の移り変わりはただでさえ美しいのだけど、それをあの息のあったプレイヤーたちが寸分違わぬシンクロ率で、単に演奏上というだけでなく、息を吸うタイミング、身体を揺らすタイミング、観客を見るタイミング、まばたきをするタイミング・・・・すべてが合っているかのような演奏してくれて。

 

でも、その波は、観客に押し寄せはするんだけど、ちゃんと観客の目の前で割れて、背景の青空へ逃げていく。その真ん中に立って、ギターを携えて音波を導く伝道師のような黄色さんが、あのときは本当に、モーゼに見えたなあ。(モーゼ知らんけど。)

 

さっき、「依存はよくないんだろうな」という解釈を書いたばかりなのに矛盾するんですけど、やっぱ音楽界のモーゼことキーゼには、ついていきたくなる魅力があります。

 

で、波が左右にさーーーーっと割れた後ろに、ちゃんと守護神のようにタカズミさんがいてくれて、彼の踏むバスドラが、本当に心地よく、ずっと、あの世界に、あの音楽の世界に浸っていたいなあ、って、思った。本当に幸せだったし、あんな音楽体験は、一生のうちに何回も出来る体験ではないなあ、って思いました。3月11日の『うつつ』以来かな。(←言うてわりと最近。)

見て呉れも、アイデンティティも、Caffeineも、シャッターチャンスも、ナイトダンサーも、全部かっこよかったけど、でも圧倒的にこの日の『モノローグ』は神がかっていて、『モノローグ』の聴き方自体が一新されたのはもちろんのこと、『秋山黄色バンド』の聴き方自体も一新されました。

 

弦やスティックが音を生み出す瞬間だけじゃなく、その余波を、音の波を楽しむまでが、『秋山黄色バンドの楽しみ方』なんだなあ、と、より満足度の高い楽しみ方を、教えてもらった気がします。

 

そのくらい、衝撃的でした。

七隈祭で聴いた時はそこまで大きな感動はなかったんですけど、あれから私の黄色熱狂ぶりが格段にあがったからなのか、黄色さんがパワーアップしたからなのか、はたまた野外だったからなのか、あるいは真正面で黄色さんを初めて見たからなのか、何が要因だったのか明確にはわからないけれど。(全部合わさってる気もする)

とても楽しくおいしい音楽を堪能できた数分間でした。

 

秋山黄色おわり。




余談

どこかの曲間で、めちゃくちゃ暑いからか黄色さん、思いっきり腹チラ、いや、チラでもないレベルで胴体の下半分思いっきり見えるようにTシャツばさばさやってた。のがたぶん男性がよく言う浴衣の女性のうなじはいいよね並(知らんけど)の破壊力を放っていたことは言うまでもない。

黄色さん本気で自分の色気を過小評価してるな。。。。


 

 

~~~~

ここからは、別アーティストの感想。

 

■Lenny Code Fiction

ボーカルも演奏もすごい上手いし、曲も良い!

楽しかった!明るめの楽しいロックから、切ないロックまで幅広く。

ボーカルも声量あるし、あと、ベースがめちゃくちゃ好みです。

いわゆる歌うベース、ボーカル以上に歌うベーススタイル。

曲調とボーカルの声質的に、SIAM SHADEを思い出しました。あんまちゃんと聞けなかったのと、しっかり聴きたいので、いつかワンマン行きたいなーと思ってます。

 

 

 

■湘南乃風

めっっっっちゃ楽しかった!!!!

名物のタオルまわしもできたし、有名な曲もたくさんやってくれて、盛り上げ方もものすごく上手くて、ベテランの安心感みたいなのを感じました!

ボーカルの方がバンダナみたいなのを目深に被ってらっしゃったのですが、「視界狭そうに見えるだろうけど・・・実は客席の隅から隅まで・・・見えません!!ちゃんと首動かして方向定めてみていきます!」とか言ってたの爆笑しましたww やっぱ見えないんだww

 

そして、何がすごいって、『これだけのキャリアがありながら一番かっこよかった曲が、最新曲!』っていうところがめちゃくちゃかっこよかったなあ。

ものすごくしんどいと思うんですよ、過去の自分を超えていくというのは。ヒット曲が多いバンドであればあるほどなおさら。

でも、この日の湘南乃風の演奏曲の中で、一番かっこよかったのは「最新曲きいてください!」って披露された、・・・・『風乃時代』でした。最新アルバム・・・(EPかな?)の『Time to shine』に収録されていました。

 

やっぱり最新曲が一番かっこいいアーティストがいいですよね。

 

和太鼓っぽい音がすごくかっこよくて、ライブで拳を空に向けるのが楽しすぎた!!ほんと、声出しライブになったらまた行きたいなーて思いました。思いっきり叫びたい!!!!頭振りたい!!!!っていうカッコイイ曲でした。

あと、有名な曲あるじゃないですか、「め~~をとじ~~♪」ってやつ。あれもタオルかかげて左右にみんな腕振って、とても楽しかったです!

 

 

 

■Crossfaith

しばらく休憩した後、Crossfaithへ。

リハから見れたのですが、なんかドラムの人が恐竜の全身着ぐるみを被ってて、すっごい面白かった!!!

もんのすごく動きにくそうで、暑そうだったけど、こっちは爆笑でした!!
 

ま、さすがにそれで本番に出ることもなく(そう思うとMan with a missionすごいな)、本番では普通にカッコいいお兄さんが出てきた。

が、、、、、このドラマーさんのすごいのは、、、、着ぐるみ脱いだほうが恐竜っぷりがあがってたところ!!!

CrossfaithのステージをOp Act以外で見るのは初めてなのですが。。な。。。んだあの、化物みたいなバンド!!!!ウヴォーギンか!!

 

いや、、、もう、、、、一曲目のイントロのドラムの、一発目の音!!!

スティックを振り下ろした瞬間の、真空を切り裂くような「パーーーーーーン!!」って鋭利な音!!!空気を裂いてた!!!!な、、、、んだあの音!?剣道の「メーーーン!!」って音を思い描いていただいたらわかりやすいかと思うのですが、もう、すっごかった!!!

 

SKY STAGEで、私はスタンディングエリアの後方で立ってたのですが。。。

なんなんだ、あの、、、、、、獣感!?(※褒めてます)

この後のステージで、ホルモンのナヲさんが「なんださっきの奴ら!?ゴリラか!?ゴリラが歌ってたんか!?なんっだあのゴリラみたいなステージ!!」って言ってたけど(客席大爆笑だった)、ほんとに、一寸の誇張もなく、ほんとにゴリラがステージにいるのかと私も思った。(※褒めてます)

 

で、すごい実力のあるバンドって、不思議なことに、空間を伸ばしたり縮めたりする能力があるんですよね!!

世界各国を渡り歩くこのバンドも例にもれず、百メートル以上離れた場所に立ってる私との空間の距離を縮めてきて、まるで目の前でゴリ・・・いや、Crossfaithのメンバーが動いているかのような錯覚に陥らされた!!

3D眼鏡かけてるような・・・飛び出して見えてくるんですよね、演者の輪郭が!!

 

あと、客層が・・・・・・ドス黒かった(笑)

黒い通り越して、、、、ドス黒かったですよ。

見渡す限り、黒のTシャツ、黒いタオル、黒、黒、黒。

次に多いのが赤(暗め)のタオルで、私が持ってった「ONE MORE SHABON」の青系統のさわやかなタオルを掲げている人のあまりの少なさ。

 

しかし、朝の天男みたいな黄色さんも良かったけど、このステージのように山男みたいなCrossfaithもめちゃくちゃかっこよかったなあ。

 

女男かまわず、とち狂ったように飛んで頭振って、腕も四方に伸びまくっていて、カオスだった。

『Wildfire』が楽しかった。

 

さて、そんなカオスからも無事帰還し。

 

 

 

■マキシマムザホルモン

楽しかった!!!みんなが踊れる、明るいデスロックが多く、終始楽しかった!!
恋のメガラバでみんなすっごい踊り慣れてたのが印象的でしたね~~後ろから見てたんだけど、朝の公園のラジオ体操なみにみんな揃ってた!!

 

そしてナヲさんのMCが・・・・あの人はお笑い界の人なのか??ってくらい面白トークばっかり繰り出していて、音楽なしでずっと喋っててもらってもいいくらい面白かった。

何言ってたかまったく覚えてないんだけど(笑)、なんかミュージシャンのレベルを逸脱した面白さだったことだけを覚えている。

あ、一個だけ覚えてるのが。。。

 

ナヲさん「みんな、その場で一人で回って!!!」

 

・・・・・もう、爆笑でしょ!!!サークルピットが禁止されてるからって、一人でサークルって!!

後ろから見てたけど、何千人が一斉にその場で回りだしたの見たの初めてだし、たぶんこの先もないだろう。

みんな一生懸命まわってたけど、確実に戸惑ってる人たちはいました。そりゃ戸惑うだろうっていう新たなワード「一人サークル」。

 

 

ひっじょうに楽しかったです!

 

 

■帰路

 

さて、このあとcoldrainまで待って最後に弾けて帰ってくる予定はしていたのだが、、ホルモンをほぼ寝ながら聴いてたことからおわかりのとおり、もう私・・・・体力も気力も残っていなかった・・・というか黄色さん終わった時点で体内のガソリンなくなってたんだよ・・・。あとは余韻で地味~~に動いてただけだったんだよ私は・・・・。

泣く泣く帰る。

coldrain・・・かなりのお目当てだったのに・・・・。

 

yamaの歌唱を少々聴きながら、帰路へ。

あれですね、yamaさん、MCの声、すっごいかっこよくてドキドキしたな。

女性・・・・ですよね???よくわかんないんだけど、、。

 

 

 

というわけで、たのしかった。

このメンツを一日に集めてくれたのとっても良かった。

またどこかで・・。