思い出す | 自分が自分のお医者さんになる

自分が自分のお医者さんになる

なんとなく幸せな、心地よい毎日を過ごしていきましょう。

今年も残すところ

あと10日程度。

今年を振りかえなければいけないような気がして

焦ります。

反省しなければならないことはないか?と

いつもよりも長めのお散歩中に考えていました。

なんだか、あっという間に1年が終わってしまい、

日々淡々と仕事をしていただけで

大きな出来事はなかったように思います。

「思い出す」という作業をしているといつも

何年も前に亡くなった上司のことを思い出します。

20年くらい一緒に仕事をしていて、

まるで親のように一人前の医療者として育ててくれて

いつも進むべき道を示してくれていました。

沢山の時間を共にしてきたのに

思い出すのは亡くなる少し前の姿だけで…。

何か伝えたいことがあるのに伝わらない

もどかしさだけがよみがえってきます。

自分の専門分野の病気で命を落とした上司、

最後に何を思い浮かべ、

どんなことを思ったのだろう。

大切なひとの命を振り返ることで

自分の「生」について意識を向けて、

ぶれそうになる自分の在り方を定めていこうとしている

そんな年末なのかもしれません。