朝、9時。
その日、O課長はややこしい会議を2つ控えていて
提出しなければならない書類の期限も迫っていて
どうしようもなく気忙しい朝を迎えていました。
そこに電話がかかって来ました。
電話に出た柏木さん。
電話の主は…
あの男だった。
あの男…それは
暗くて薄気味悪い、まるで愛想が無く
終業時間ぎりぎりに電話してきて
「今から書類を取りに行きます」と言っておきながら
ドタキャンし、何の連絡もしなかったあの男。(詳しくはこちら へ)
柏木さんはO課長に聞きました。
柏木さん「□□様からお電話ですが…(電話に出れますか?)」
O課長「要件聞いて」
柏木さん「ご用件をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
すると…
電話の男「実は、私、退職する事になりまして、引き継ぎ等を兼ねて代わりの者と一緒にご挨拶に行きたいと思いまして」
えっ!?退職!?
…この男、多分、20代後半か30代前半位。
少なくとも定年では無い。
いきなり退職ですか。(^_^;)
柏木さん「そうなのですか…。あの、今から(来たいの)ですか?」
電話の男「はい。今日までですので」
はい!?
いきなりすぎ。
柏木さん「えっ?今日までなのですか!?」
電話の男「はい。ですので、今日、ご挨拶に…」
柏木さんの変な応対を聞いていたO課長が言いました。
O課長「…ちょっと(電話)代わって」
電話をつなぎ、O課長は何か話をして、電話は切れました。
O課長は言いました。
O課長「…あの会社、潰れるかもしれないな~」
柏木さん「え!?どうしてですか?」
O課長「あんな若いのから会社を見限られたら、お終いなんじゃないの?」
…いや、あの男に先観出来る能力は無いと思うのですが…(^_^;)
柏木さん「(あの男は)何で辞めるって言ってたのですか?」
O課長「“自分で会社する”って言ってたよ」
え!?
まさかのまさか。(゜_゜;)
あの男にそんな事出来るの?いや、出来ないだろ。
柏木さんは言いました。
柏木さん「そりゃ、無理でしょ。それこそ会社潰れますよ」
O課長はそれには触れませんでしたが…
柏木さん、断言出来る!
絶対、潰れる!!(笑)
…ちなみに、O課長はさすがに今日会うのは難しいので
「来週来て下さい」と頼んでましたが…
来週って、その男はもう退職してますよね。(笑)
さて、その男
退職後もちゃんと仕事しに、O課長の所に来るのかなぁ~?
全くもって不明です。
来週へ続く?
(いや、もしかしたら、あの男の事だから、再来週かも~☆)