Season Finale: Tarmo Peltokoski Conducts Vaughan Williams’s A Sea Symphony
Hong Kong Cultural Centre Concert Hall
Tarmo Peltokoski, Conductor
Chen Reiss, Soprano
Andrè Schuen,Bass-baritone
Hong Kong Philharmonic Chorus
State Choir LATVIJA
Tenebrae
Programme
SALONEN: Pollux
VAUGHAN WILLIAMS: A Sea Symphony
今シーズンの最終公演。9月からの新シーズンで音楽監督に就任するペルトコスキの登場です。
この日はペルトコスキのサイン会の案内も出てました。他のブロガーさんの投稿を見ると、普段はサイン会などファンサービスはしないとのことで、貴重な機会のようです。
コンサートの始め、ペルトコスキが指揮台に上がってから楽員からアナウンスが。事前プログラムになかった曲が演奏されました。
オーケストラのホルン奏者、39年間在籍しこの日で退職されるとのことで、シュトラウスの「ウィーン・フィルのためのファンファーレ」が演奏されました。
ホルンはP席に22名、舞台上に5名、さらにトランペットとトロンボーンは立奏。このオケは金管がパワフルなので迫力のあるファンファーレでした。
さて本プログラム。エサ=ペッカ・サロネンのPollux。現代曲の晦渋さはなく、打楽器が活躍する10分強の作品ですが、メロディーは記憶に残りません。半年前に同じ場所で聴いたサロネンの別の曲の時のメモを見返してみると、全く同じことが書いてありました。
これで早くも休憩に入り、後半はヴォーン・ウィリアムズの「海の交響曲」。プログラムが渋い。
イギリス国内以外ではほとんど聴く機会がないヴォーン・ウィリアムズの交響曲。実演では最初で最後かも。実際に聴いてみると、ほぼ全編声楽が入る曲でした。地元と海外(ラトヴィアなど)から呼び寄せた合唱団が壮観で、独唱の二人やオルガンの響きと合わせて宇宙的な大きなスケールの曲という印象でした。
ペルトコスキのトゥッティでの全身全霊の指揮ぶりで、今回もオーケストラから凄まじいエネルギーが放出されていましたが、一方で最終曲の終盤は弦のピアニッシモを極限まで抑えていました。ここは昨年のN響とのマーラー1番を思い起こさせました。
これまでのペルトコスキのコンサートのメインはワーグナー、シベリウス、ショスタコーヴィチ、そして今回のヴォーン・ウィリアムズとなかなか多彩な選曲。
いよいよ次回は11月の音楽監督就任披露、マーラー8番。それ以外もマーラー、ブルックナーの大曲が並び、そして再びヴォーン・ウィリアムズは4番というラインナップです。新たな時代が始まります。




