指揮:ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン

ピアノ:コンラッド・タオ


ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

モーツァルト/ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K.453

ソリスト・アンコール: ラヴェル(コンラッド・タオ編)/組曲「マ・メール・ロワ」 ― 「妖精の園」

バルトーク/管弦楽のための協奏曲


マイスタージンガーの前奏曲。

16型、前奏曲とは思えないほどパワー全開。

ズウェーデンはコンサート指揮者ですが、ワーグナーの「ニーベルングの指環」演奏会形式をCD化しています。私は2年前に「さまよえるオランダ人」を聴きましたが、その時の記憶が蘇ってきました。


https://ameblo.jp/tonagain/entry-12857434004.html


続くモーツァルト、コンラッド・タオは初めて聴きます。硬質のくっきりしたクリアな響き。音に余韻はあまりなく、フォルテピアノのように聴こえることもありました。ペダルはあまり使っていない感じ。

アンコールはラヴェルのマメールロワの終曲、最後の全音階を使った煌めきが圧巻でした。


バルトークのオケコン、実演では久しぶりです。

ズウェーデンの指揮は非常にわかりやすいキューで、曲想と指揮者の芸風が相まって、弦が一丸となって迫力満点、疾風怒濤の演奏というイメージでした。リズムは快活、各パートがクリアに聴こえながらもトゥッティに向けた追い込みや音響設計も見事。初顔合わせでここまで徹底させるとは流石ですし、N響も機動力を生かして機敏に対応していて相性も良さげに感じられましたし、指揮者への賛同も示していました。蛇足ながら、1年前のペルトコスキへの同じN響デビューに対して塩対応に見えたのは何だったのでしょう。


https://ameblo.jp/tonagain/entry-12911910674.html






実演で聴くとバルトークのオーケストレーションが多彩だということもよくわかります。たとえば弦の分奏では前半分が弾いて、後ろ半分はピッチカートだったり、細かい部分もクリアに聴こえ、見えました。


いい演奏だとNHKホールの音響も全く気になりません。

記事にしていませんが、前週のN響定期(サントリー)とは雲泥の差でした。