指揮:パブロ・エラス=カサド

シューベルト:交響曲 第7番 ロ短調 D759「未完成」
ブルックナー:交響曲 第6番 イ長調 WAB106


昨年の大晦日以来の東響。

4月始まりの新シーズンのスタートはパブロ・エラス=カサド。5月はいよいよ第4代の音楽監督、ロレンツォ・ヴィオッティが登場する。


チューニングの段階から古楽器っぽい響きが聴こえてきた。今日はダブル第1コンサートマスター体制。

未完成、10-8-7-6-4の対抗配置で25分。

冒頭のコントラバスの響きが深い。基本ビブラートはしていない感じ。カサドは音量を上げるところでは踏み込んで、強く叩きつける振り方で劇的、動的な未完成に感じた。


休憩時間中、コントラバス奏者がステージ上で同じ音を長く弾き続けていた。


ブルックナー6番、16型に増やし対抗配置はそのまま。55分。

後半も早めのテンポでメリハリをつけて、特に金管とティンパニーを目立たせていた。音は伸ばさない、引き締まった筋肉質の響き。

特筆すべきは、音量を出していても各パート、とりわけ弦楽器がクリアに聴こえたこと。ブルックナーでは聴いたことのない解像度で、2楽章の弱音の弦はとりわけ美しかった。

カサドが渾身の力で振るとオケも熱量を出す、違いを生み出す指揮者でした。相性良さそうと見ました。

新加入と思われるフルート首席も美しい響きでした。