お通夜と葬儀で2日間家を空けることになった…と言っても水曜日の夕方数時間と木曜日はジィさんがディサービスなので朝、送り出しをしてから夕方までなので派手な喧嘩は無いだろうと思っていた。
水曜日は夕飯を準備するのが面倒なのでお寿司でも買っておこうかと聞くと…
『なんも、心配することは無いから。
自分で好きなの買って食べるから心配ない。大丈夫だ
弁当でも何でもあるんだからいいから！！』と言われた。続けて…
『明日もいいから、心配すんな2日くらいなんとかなるから』と。
お通夜の前もギリギリまで仕事で自分の準備だけでいっぱいいっぱいなので助かったと思って任せることにした。
数時間後…
仕事で利用者さんの買い物をしていたとき、バァさんにスーパーで会った。手にはポテトサラダだけ持ってレジに並んでいた
『それだけ？？夕飯のおかずそれだけ？？』
『うん。ご飯はあったからそれで十分だ
』
（はぁ？？嘘でしょ？？）
炊飯器にご飯は余ってました。でもそれは子どもたちが食べる分。ジジババは心配しなくていいと言ってたので新しく炊飯することも無いと思ってました。最近、バァさんはレンジも使わないのでお弁当やお寿司買うと思ってたのにまさか、冷たいご飯温めて食べるなんて思わないかった
信じた私がバカだった…。ジィさんがポテトサラダだけでご飯食べれるわけが無い。
仕事終わりにスーパーによってお刺身買って、帰宅してすぐにジジババの分のご飯炊きました。
夕飯にお刺身買ってきてご飯も炊いたのでそれを食べて貰うことにしてお風呂も早めに入浴して貰って私たちはお通夜に出かけました。
帰宅すると、炊飯器にはご飯そのまま
お刺身もそのまま…。
確認すると夕食後の薬は飲まれていましたがポテトサラダが一口分食べてあっただけ。
翌朝聞きました。
『何で昨日、ご飯食べてないの？？』
『この人が、1日2日食べなくてもいい！！って言うからその通りにしてやったんだ
』
『そんなこと言ってない！！こいつが喰わせてくれなかった
』とお互い全然違うことを言い出す。
バァさんの言ってることが正しいと思う。ジィさんはバァさんの言うことは聞かずにすべて『うるさい！！』としか言わないから何食べるか聞かれて面倒でいらないと言ったんだろう。でも忘れて喰わせて貰えないって変換されてしまっているんだろう。
ジジババに付き合うほど暇では無かったので…
『あのね、ポテトサラダだけでご飯食べれないと思ったから刺身用意してご飯も炊いていったのにバァさん心配するなって言うから信じたのに任せられないじゃん！！今日は、夕方には帰るからご飯は帰ってきたら用意するから！！何もしなくていいからご飯食べないで待っててね！！分かった？？』
『分かった』
夕方、早めに入浴して何もすることがなくなったジィさんはそのまま寝てしまったのだろう。
起こされたけど、面倒でバァさんの話を聞かずこんなことになった。この二人はお互いを思いやることが出来なんだった…。
私たちがいないからなんとか二人でやれるかもなんて思ったらダメなんだ。。。
葬儀は11時からで火葬、法要してその後の会食…さすがに私もクタクタなので前にお試しで買っておいた冷凍おかずをチンして出しました。便利だ
これは常備しておきたい。
葬儀って疲れるって忘れたのか？？
スーパーに自分で買いにいけるって行ってたんだからここぞとばかりにお弁当とか買い込んでくると思ってたのに…
私に楽させようなんて思うわけないか。
あの人だもんな…
