幽玄な世界の宇治&株は来週がひとつの山場か | 関西金融マンおやじの京都・株日記

関西金融マンおやじの京都・株日記

関西の某金融機関に勤務し、趣味が京都めぐりのおやじの日記。
また株式投資も趣味で、思い付きをつれづれに書きたいと思います。

こんばんは。

 

10月に入り急に秋めいてきました。

今朝は鱗雲がめっちゃ綺麗だった。

 

でも朝夕は寒い位。週末に向かってはスーツの上着を着る位で丁

 

度良かった。

 

今日は最高気温24度。1週間前って30度超えていたのだけれど・・・

 

気温の変化に体が付いていきません・・・💦

 

でもこの方は。

相も変わらず元気で映えの階段でポーズを決めます。

この会談面白ちろい、

 

アタチ気に入ったで。

 

ご機嫌のワンちゃんでした😊

 

さて先日雨天の中宇治を訪れていました。

朝8時前の宇治橋からの眺め。

 

水墨画の様に一面白黒の世界。

 

一切の色が失われて幽玄の世界です。

 

めっちゃ幻想的だ・・・

宇治橋の三の口には笹と注連縄が設置されています。

 

10月第1日曜は宇治茶まつり。

 

栄西、明恵、利休。茶文化を広めた偉人を偲ぶ祭りが開催されます。

 

朝9時に三の口で名水くみ上げの儀が執り行われ、祭も幕が切っ

 

て降ろされます。

8時前なのに薄暗く、宇治川沿いの街灯が未だに点灯しています。

 

雨天の時も趣が違っていい。

 

と言ってもやはり雨天。

平等院の前のスタバに避難。

屋内が全て木で構成されていて、とても落ち着きます。

 

とても素敵な雰囲気でスタバの中で一番好きかも。

パンとスターバックスラテを頂き暖を採ります。

 

雨が上がってきたので。

平等院へ。

 

生憎の天気でも変わらず美しい鳳凰堂。

 

永承8年(1053年)に時の権力者である藤原頼道でより創建され

 

ました。

青もみじの間から鳳凰堂を臨みます。

 

何度か修復は行われていますが、創建当時からの姿を残している

 

貴重な建造物です。

 

それ故、世界遺産に指定されています。

やはり美しい・・・

百日紅とのコラボも素敵です。

 

この日は時間に余裕があり、鳳凰堂の中も拝観し阿弥陀如来様

 

を拝んできました。

 

高さが284センチある巨大でふくよかな阿弥陀様。

 

とても美しく神々しい。

 

また天井に控えている52体の雲中供養菩薩もとても美しい。

 

普段は鳳凰堂を外から眺めるだけですが、たまには堂内から

 

阿弥陀様拝まないとな。

朝霧橋を渡って対岸へ。

 

雨も上がり宇治川に色彩が戻ってきました。

目的な宇治上神社。

朱の鳥居からの紅葉のトンネルに覆われた参道が宇治で一番美し

 

いと感じており、ここは外せません。

門を潜って境内へ。

 

ここからの眺めの絵の様でとても美しい。

 

宇治上神社は小さな神社ですが平等院と同じく世界遺産。

 

12世紀に建造された本殿が我が国の現存する神社の本殿で一番

 

古いことが理由です。

この日は茶まつり。

 

拝殿で抹茶を頂くことも出来ましたが時間がないので遠慮しました。

 

宇治上神社を後にし京阪宇治駅に向かいます。

宇治橋東詰には狂言の「頼政」で登場するお茶屋の通圓さんが

 

営業されています。

 

永歴元年(1160年)から1,000年近く続く京都有数の老舗です。

 

通圓で茶団子を購入し、自宅で頂きました。

 

濃厚で品の良い茶団子。美味しかった😊

 

こうして今回の宇治散策を終えました。

 

晴天のことが多いですが、雨天の日も趣が違って面白い😊

 

今回も見て頂き、ありがとうございました。

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以下、株式市場に興味のある方だけお読み下さい。

 

週末の日経平均は30,994円と再び31,000円を割れて引けました。

 

10月4日の30,553円から比べれば戻したものの、目先の高値

 

33,634円から比べれば大分下げました。

 

10月4日基準では▲10%弱も下がってしまった。

 

今回の大幅下落の要因は以下3点。

 

①止まらない米長期金利。とうとう4.8%まで上昇してしまった。

②日銀の金融正常化への懸念。10年国債は0.8%まで水準が

切り上がった。

③短期的な需給。

米債の損失を穴埋めするために海外投資家は益の載った日本

株を大幅に売り越した。

年金基金などの国内機関投資家は四半期末のリバランスで

日本株のポジション圧縮を図った。月末までに間に合わず、

月初までポジション圧縮の売りが続いた。

また中国市場が休場しているため、中国株代替としての売り

も重なった。

 

上記要因の内③は月末月初の短期要因であり、最悪の事態は

 

脱したと考えています。

 

外国人はピークから3兆円以上売り越し、足下の買い越し額は

 

6兆円と4月の水準まで戻ったことから、売りの第一弾は終了

 

したと考えます。

 

一方で上昇が止まらない米長期金利が米経済をオーバーキル

 

する懸念は依然残っています。

 

週末の最大イベントであった米雇用統計は労働者数が前月比

 

33.6万人増!と驚きの数値が・・・発表され、一瞬目が点に。

 

嘘・・・💦

 

米10年金利は一時4.9%近くまで上昇し、ダウは一時▲200ドル

 

以上下落。

 

これは厳しい・・・と暗い気分で就寝しましたが・・・

 

失業率が3.8%と上昇したこと、平均賃金の前月比の上昇率が

 

0.2%と抑制したことから強烈なショートカバーが入り、結局

 

米10年金利は4.80%、ダウは288ドル上昇。日経先物の夜間

 

取引も31,330円で引けました。

 

ミニセリングクライマックスだったか?

 

最悪の事態は免れたか?・・・

 

今週は大きく下げた所では買い。とのスタンスで臨み、火曜

 

水曜と買いで臨みました。

 

日本は3連休で月曜の海外市場を確認しなければ何とも言え

 

ませんが、とりあえず買い向かったことは報われたか。

 

一方で雇用統計から米経済が未だに堅調なことが示され、来月

 

にFRBが利上げすることも否定できません。

 

そうなれば金融政策が米経済をオーバーキルする蓋然性が更に

 

高まり、米株価は大きく下落することは否定できません。

 

原油価格はそのシナリオを織り込みに行き、高値95ドルあった

 

価格は足下82ドル台まで急落しています。

 

その場合は2018年末に似た展開になるのではないでしょうか。

 

FRBの利上げを嫌気して2018年10月に米10年金利は3.3%ま

 

で上昇。

 

それを嫌気し、10月初24,000円あった日経平均は年末に

 

20,000円まで下落。ザラ場では19,155円までの下落を示した。

 

率にして▲20%の下落。今回仮に同じ展開となれば日経平

 

均は27,000円まで下落することとなる。

 

今回の下落が▲10%で止まるか、それとも▲20%の本格

 

調整となるか?来週発表される米国の物価指標次第でしょう。

 

10月11日:9月生産者物価指数

10月12日:9月消費者物価指数

 

ここで強いインフレが示されれば更なる下落も否定できない。

 

一方で株価の本格的な調整が発生すれば、米長期金利は低下

 

に向かう筈。

 

2018年末の米10年金利は2.6%台だった。

 

また株価の本格調整があれば米政府がFRBに利下げ圧力を

 

掛ける筈。

 

トランプ前大統領は2019年にFRBに圧力をかけ、3回の利下

 

げを実現させた。

 

来年は大統領選であり、政府の圧力は非常に強い筈。

 

圧力に弱いパウエル議長が耐えられるか?

 

そう考えると、どちらのシナリオに転んでも来年には金融相

 

場到来で株価は上昇する筈。

 

いずれにせよ、大きく株価が下がった日は半ば機械的に臨

 

むのが賢明ではないかと考えます。