休む!
私が 仕事休みだと、
あれやこれやの用事を必ずいいつける旦那。
これが、むかつく。
すべて 自分がやれることだ。
物置のよー と 今朝も言い出したから
休みは 休むから!
といってやった。
休みだから 休みます!
なんにもしません!
とね。
なんだそれ と捨て台詞吐いて 奴は会社にいきましたけど
自分だって休みには 好き勝手にあちこち行くくせに
なんで私には、あれやっとけ だの、これしとけだの
いうかな。
それも 全部 自分がやるべきこと。
着替えていた私の後ろにたち
左腕、ほんとに太いな
右と比べたら
という。
力仕事や、腕を使うと、腫れがひどくなりますよ、 と言われているリンパ浮腫。
そう言われてるからね、 私。といっても聞いてない。
左利きなのもわかってるよね?
包丁も左手って知ってるよね?
その私に
大量の魚をもってきて
さばけ! と平気でいう。
三時間 流しに立ちっぱなしで、
魚をおろして 左腕が上がらなくなってきても
まったく知らん顔して
ビール飲んでる顔みていたら
魚を投げつけたくなります。
いったい 私 なんのために あんなやつと暮らしてるんだろう
乳ガンになり この先があまり長くないなら
もう こんな暮らし したくないな。
行方不明になりたいわ。
なんて思ったりします。
奴は、自分大事、自分一番、 自分大好き人間。
私がガンで、入院する前の日
私に言った言葉は
俺の飯や弁当、どうすんだ?
でした。
知らねーよ! と 怒鳴りたかったですが、
そんな元気もありませんてした。
ああ こいつにとって 私は、飯炊き女なだけなんだ。
と、はっきりわかっただけ、よかった。
今は もう 一切の愛情も、感情もありません。
愛してもないし、愛されたくもない。
17歳の 恋愛ごっこで やめとけばよかったな。
さぁて、 愚痴ったし、ゆっくり休むわ
母
子供をもったら 母になれる。
この世で一番強いのは 母だ
が、
一番弱いのも 母だ。
韓国 旅客船 沈没事故。
息子や 娘を 17年間しか 育てることができずに
突然 宝物を奪われた母
ただただ 泣くしかない
海にむかい
子供の名前を叫び
お母さん ここにいるよ
早く帰っておいで
あとは言葉にならず
フェンスにしがみつき
泣いていた。
母は 強くないよ
子供がいるから 強くなれる
子供が奪われたなら
母くらい 弱いものはない
母猫が いなくなった子猫を 鳴きながら探している
その鳴きかたは いままで聞いたことがないくらい
苦しく 切ない声だ。
どこの国の人だろうと
母は、子を失ったなら
生きる意味も 失ってしまう。
母から 子を 奪ってはならない。
だから 私は あの沈没事故の 船長や、船会社の連中が許せない。
家族の希望を いや 家族そのものを 奪っていった
後追い自殺した親御さんもいたそう。
一人息子を失って
生きていくことが出来ないと
母親が 葬儀で泣き崩れ
その後 身を投げたそうだ。
日本より 家族の結び付きがかなり強い韓国社会。
おじいさん、おばあさんが、なにより一番。
お父さん、お母さんに孝行は、当たり前。
歳上には、たとえ一歳しか違わなくても 敬語で接し
お兄さん、お姉さん と慕う。
こんな社会で失われた若い命を
いったい どうやって償うというのだろう
あの 海岸で
母が 叫んでいた
お母さんが来たよ
どこにいるの?
と。
韓国語を聞くと
日本語にはない 情緒を感じる。
よけい 涙が 出る
ドッペルゲンガー
自分と 同じ人 似てる のではなく、もう一人の自分を
ドッペルゲンガー という。
会ってはならないそうだ。
見てもいいが、 会うことはだめなのだという。
死ぬのだと。
髪を切った。
痛んでいたから、バッサリ胸まであった髪を
肩より上まで切った。
サッパリした
髪を洗って ブローをかけたら
ボブスタイルに。
三女
通りすがりに 私をみて
よっ! ドッペルゲンガー!
三女と同じ髪型になっていた
三女は、私と うり なので、
髪型まで同じくなり
ドッペルゲンガー! と、言われるのも 無理ないな
と、鏡をみて笑ってしまった。