スウェディッシュマッサージスクールオーナーセラピストTakaのブログ

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スウェディッシュマッサージセラピスト、マッサージ資格スクールGHTSオーナーTAKAです。世界初、セラピストも健康になれるオイルトリートメント、ケアササイズの開発者です。スウェーデン政府公認国際ライセンス保有者です。

「のどかなる 空の色かな年たちて ゆるぶは人の心のみかは」樋口一葉

 

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になり厚くお礼申し上げます。

昨年も多くのご縁に恵まれた1年となりました。

穏やかな空の色が広がるこの季節、皆様の心もまた穏やかに新たな年を迎えられることを願っております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

2024年も残りわずか。

今年も景気の良いニュースのない中、大谷翔平選手の大活躍だけが群を抜いて日本人の心に明るい光を灯してくれている。

普段、野球に興味のなさそうな主婦までもがカフェで大谷君の話題で盛り上がっている場面に遭遇したことさえある。

私は野球経験者ではないのだが、彼の打撃フォームの美しさにはいつも刮目している。

特にホームランを打った時のフォームは非常に美しい。

ボールにバットを当てる瞬間のフォームは最もパワーが伝わる姿勢と言える。

後ろ脚にしっかり重心を残して安定させた状態で肘を伸ばして遠心力を最大限に活用してバットをボールにぶつけている。

これが最も打球が遠くに飛ぶ理想的な姿勢である。

正に筆文字の「人」という字に近い理想的なフォームである。

 

私が教えているケアササイズの理想的なフォームも筆文字の「人」で、しっかり後ろ脚を軸にして腰を回転させたり体重移動をすることが重要になってくる。

つまり前傾姿勢ではなく後傾姿勢ということになる。

世の中のセラピストさんのほとんどは前傾姿勢で施術を行なっている。

腰を突き出すように手(野球でいえばバット)にチカラを伝えることで上体ではなく、下半身のチカラがしっかり伝わるのである。

そうすることで、上体や手のチカラによる速くて軽い圧と違い、ゆっくりと深い圧の施術が可能になる。

更に腰を置き去りにした前傾姿勢では、上半身を腰で支えるので腰痛の原因になる。

また肘の曲げ伸ばしによる腕の力による施術ではいずれ肘関節を痛めてしまう。

大谷選手は打った後に少しつま先が浮くことが多い。

これはいかに重心をしっかり後ろ脚に残しているかという証である。

また頭の位置が変わらず前に突っ込んでいないので目線がぶれずしっかりボールを見極めることができている。

 

今年もおそらく彼はMVPを受賞することだろう。

彼が安定した成績を残せるのも、この安定した打撃フォームに秘密があることは間違いない。

セラピストにとってのMVPは、お客様からどれだけ支持されるかということ。

セラピストもまずは安定した施術姿勢と体の使い方があってこそお客様からの安定した支持を獲得できるのではないだろうか。

ケアササイズ開発者の私にとっては、もはやセラピストよりも、一流のアスリートから学ぶことの方が多いのかもしれない。

 

腰が引けた前傾姿勢の例

 

大谷翔平選手の理想的フォーム

 

https://ghts.jp/

日本の主要メディアでは報じられていないが、海外のニュースを観ていると、世界は明らかに歴史的転換期を迎えつつある。

例えば、長年続いてきた米国ペトロダラー体制は崩壊し、欧米支配の時代がついに終焉を迎えつつある中、世界の金融システムが大変革を迎えようとしている。

そして、これまで幸せの源泉だったお金の価値は変わろうとしている。

お金を源泉とした幸せは他人軸の幸せであり、競争原理の中で学歴や家柄に拘り、大きな家に住み、高級車に乗り、ブランド物を身に着け、SNSで自己顕示欲を満たす、つまり他人から幸せそうに見えることが全てである。これまでは、そんな瑣末な幸福感のために人は身も心も削って生きてきた。まさにお金の奴隷状態であったと言える。

しかしコロナ禍以降、多くの人が自分軸の幸せこそが人生において大切だということに気づき始めている。

自分軸の幸せとは、人から幸せそうに見られることではなく、幸せを感じる心、つまり何気ない今に感謝できる心のあり方である。

朝起きて、朝陽に感謝し、窓を開けた時の風の匂いや小鳥の合唱に感謝し、今日も健康であることに感謝する。その感謝できる心こそが幸せの源泉となる。

幸せの源泉がお金ではなく心にあることに気づくと人生の景色は変わる。

その景色は常に輝いていたことに気づかされる。

 

それに気づくと、お金の使い方も変わってくる。

これからは、物を所有して幸せを感じる時代から、感動や癒しや心地よさや学びなど本当の幸せを感じ、それに価値を見出していく時代になる。

つまり特別な体験にお金を使う時代が来ている。

私が従事しているリラクゼーション、癒し業界も正に幸せを感じられる特別な体験のひとつと言える。

 

世界は歴史上、稀にみる大きな転換期を迎えようとしている。

コロナ禍前と後では、江戸時代から明治維新、戦前から戦後のような大変革が起きている。

日本においては、この変化に気づいていない人がまだ多数かもしれない。

変革にはそれなりの痛みを伴うものである。

しかし、闇を抜けるのに、そんなに時間は掛からないように思う。

 

そして多くの人が幸せの本質に気づいた時、最初は戸惑うかもしれないが、いずれ古い価値観と共に競争や争いは消え、世界は平和に向かうに違いない。

癒しの時代は、もうそこまで来ている。

 

スウェディッシュマッサージには、非常に高い痩身効果があると言われている。

実際に私のお客様にも劇的に痩せられた方が多くいらっしゃる。

その方達は、決して特別なダイエットをしたわけでもなく、食事制限をしたわけでもなく、生活スタイルの変化といえば私のサロンでスウェディッシュマッサージを受けるようになったことぐらいだと皆がおっしゃる。

では、なぜスウェディッシュマッサージを受けると痩せることができるのか?

それは、スウェディッシュマッサージを受けると全身の巡りが改善し、代謝が上がることも一つの要因であろう。

それと注目すべきは褐色脂肪細胞への刺激による脂肪燃焼効果であろう。

褐色脂肪細胞はカロリーを消費してくれる細胞である。

 

褐色脂肪細胞は主に肩甲骨の周囲に密集している。 そのため、肩甲骨を動かすことが、褐色脂肪細胞を刺激し脂肪燃焼効果を高めるためにも有効である。

肩甲骨を動かすことで周囲の血流もよくなり肩こり改善にも効果があるためスウェディッシュマッサージでは肩甲骨へのアプロ―チに重点を置いている。

特にフリクションやエッジングなどの手技でしっかりと肩甲骨を動かしていく。

その結果、褐色脂肪細胞を刺激して脂肪燃焼によるダイエット効果に繋がるといえる。

 

更に冬の運動においても褐色脂肪細胞はしっかり働いてくれる。

運動中は皮下脂肪や内臓脂肪はさほど燃えないが褐色脂肪細胞は非常に燃えやすいという特徴がある。

褐色は鉄分の色である。

細胞内のミトコンドリアの量が多いことで褐色になる。

ミトコンドリアの量が多いということは褐色脂肪細胞の中で耐えずエネルギー、熱産生が行なわれ熱が放出されるということである。つまり体温が上がるということ。

特に寒い中での運動中において熱を放出して体温を上げてくれる役割をしている。

褐色脂肪細胞は、寒冷の刺激と運動の刺激などで増えるので、寒い中で運動することは優位に働く。

その働きの中には、カロリーを消費するだけではなく、血糖値やインスリンの働きをコントロールする働きもある。体の健康を保つ精密機械のような能力には本当に頭が下がる。

 

 

逆に夏の熱い中での運動は、多くの汗をかく必要があるので多くの血液を必要とする。そのため心臓がポンプの圧を高めなければいけない。つまり心臓への負担が大きくなる。

こういった意味でも寒い中での運動は理にかなっていると言える。

しかし注意点もある。

心臓への負担を減らし、代謝上のメリットを高めるために室内などで準備運動をしてから外での運動を行う必要がある。

そしてインナーなどは、汗をかいた際に体を冷やさないように汗を発散しやすい吸水性のあるものを選ぶといい。

 

冬の寒さが厳しい北欧スウェーデンで200年前に生まれたスウェディッシュマッサージ。そのアプローチが肩甲骨を動かし褐色脂肪細胞の働きを活性化させることにすでに注目していたということがこのトリートメントの隠れた凄さなのかもしれない。

 

昨日から東京も久しぶりの雪景色である。

予定がキャンセルされたので、このブログを書いた後、ウォーキングにでも出かけようかと思う。

新しき年にはあれども鶯の 鳴く音さへには変わらざりけり(拾遺和歌集/詠み人知らず)

 

【現代訳】新しい年ではあるけれども、うぐいすの鳴き声までもは変わらないのだなあ

 

昨年スウェディッシュマッサージスクールGHTSは、おかげさまで開校10周年を無事迎えることができました。

本年も引き続きご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

 

令和5年、世界中が激動、変化の年になりました。

しかし、何が起きても変わらないことはあります。

それは人の手の及ばない世界、花が咲き、鳥が鳴き、風が吹き、太陽が輝く世界。

 

令和6年正月、部屋に流れ込む冷気と鳥のさえずりに思いを馳せつつ、本年が皆様にとって良い年になりますことをお祈り申し上げます。