日本の主要メディアでは報じられていないが、海外のニュースを観ていると、世界は明らかに歴史的転換期を迎えつつある。
例えば、長年続いてきた米国ペトロダラー体制は崩壊し、欧米支配の時代がついに終焉を迎えつつある中、世界の金融システムが大変革を迎えようとしている。
そして、これまで幸せの源泉だったお金の価値は変わろうとしている。
お金を源泉とした幸せは他人軸の幸せであり、競争原理の中で学歴や家柄に拘り、大きな家に住み、高級車に乗り、ブランド物を身に着け、SNSで自己顕示欲を満たす、つまり他人から幸せそうに見えることが全てである。これまでは、そんな瑣末な幸福感のために人は身も心も削って生きてきた。まさにお金の奴隷状態であったと言える。
しかしコロナ禍以降、多くの人が自分軸の幸せこそが人生において大切だということに気づき始めている。
自分軸の幸せとは、人から幸せそうに見られることではなく、幸せを感じる心、つまり何気ない今に感謝できる心のあり方である。
朝起きて、朝陽に感謝し、窓を開けた時の風の匂いや小鳥の合唱に感謝し、今日も健康であることに感謝する。その感謝できる心こそが幸せの源泉となる。
幸せの源泉がお金ではなく心にあることに気づくと人生の景色は変わる。
その景色は常に輝いていたことに気づかされる。
それに気づくと、お金の使い方も変わってくる。
これからは、物を所有して幸せを感じる時代から、感動や癒しや心地よさや学びなど本当の幸せを感じ、それに価値を見出していく時代になる。
つまり特別な体験にお金を使う時代が来ている。
私が従事しているリラクゼーション、癒し業界も正に幸せを感じられる特別な体験のひとつと言える。
世界は歴史上、稀にみる大きな転換期を迎えようとしている。
コロナ禍前と後では、江戸時代から明治維新、戦前から戦後のような大変革が起きている。
日本においては、この変化に気づいていない人がまだ多数かもしれない。
変革にはそれなりの痛みを伴うものである。
しかし、闇を抜けるのに、そんなに時間は掛からないように思う。
そして多くの人が幸せの本質に気づいた時、最初は戸惑うかもしれないが、いずれ古い価値観と共に競争や争いは消え、世界は平和に向かうに違いない。
癒しの時代は、もうそこまで来ている。