スウェディッシュマッサージの痩身効果は褐色脂肪細胞のおかげ? | スウェディッシュマッサージ資格スクールオーナーセラピストTakaのブログ

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スウェディッシュマッサージには、非常に高い痩身効果があると言われている。

実際に私のお客様にも劇的に痩せられた方が多くいらっしゃる。

その方達は、決して特別なダイエットをしたわけでもなく、食事制限をしたわけでもなく、生活スタイルの変化といえば私のサロンでスウェディッシュマッサージを受けるようになったことぐらいだと皆がおっしゃる。

では、なぜスウェディッシュマッサージを受けると痩せることができるのか?

それは、スウェディッシュマッサージを受けると全身の巡りが改善し、代謝が上がることも一つの要因であろう。

それと注目すべきは褐色脂肪細胞への刺激による脂肪燃焼効果であろう。

褐色脂肪細胞はカロリーを消費してくれる細胞である。

 

褐色脂肪細胞は主に肩甲骨の周囲に密集している。 そのため、肩甲骨を動かすことが、褐色脂肪細胞を刺激し脂肪燃焼効果を高めるためにも有効である。

肩甲骨を動かすことで周囲の血流もよくなり肩こり改善にも効果があるためスウェディッシュマッサージでは肩甲骨へのアプロ―チに重点を置いている。

特にフリクションやエッジングなどの手技でしっかりと肩甲骨を動かしていく。

その結果、褐色脂肪細胞を刺激して脂肪燃焼によるダイエット効果に繋がるといえる。

 

更に冬の運動においても褐色脂肪細胞はしっかり働いてくれる。

運動中は皮下脂肪や内臓脂肪はさほど燃えないが褐色脂肪細胞は非常に燃えやすいという特徴がある。

褐色は鉄分の色である。

細胞内のミトコンドリアの量が多いことで褐色になる。

ミトコンドリアの量が多いということは褐色脂肪細胞の中で耐えずエネルギー、熱産生が行なわれ熱が放出されるということである。つまり体温が上がるということ。

特に寒い中での運動中において熱を放出して体温を上げてくれる役割をしている。

褐色脂肪細胞は、寒冷の刺激と運動の刺激などで増えるので、寒い中で運動することは優位に働く。

その働きの中には、カロリーを消費するだけではなく、血糖値やインスリンの働きをコントロールする働きもある。体の健康を保つ精密機械のような能力には本当に頭が下がる。

 

 

逆に夏の熱い中での運動は、多くの汗をかく必要があるので多くの血液を必要とする。そのため心臓がポンプの圧を高めなければいけない。つまり心臓への負担が大きくなる。

こういった意味でも寒い中での運動は理にかなっていると言える。

しかし注意点もある。

心臓への負担を減らし、代謝上のメリットを高めるために室内などで準備運動をしてから外での運動を行う必要がある。

そしてインナーなどは、汗をかいた際に体を冷やさないように汗を発散しやすい吸水性のあるものを選ぶといい。

 

冬の寒さが厳しい北欧スウェーデンで200年前に生まれたスウェディッシュマッサージ。そのアプローチが肩甲骨を動かし褐色脂肪細胞の働きを活性化させることにすでに注目していたということがこのトリートメントの隠れた凄さなのかもしれない。

 

昨日から東京も久しぶりの雪景色である。

予定をキャンセルして時間ができたので、今日は久々のブログを書いてみた。