ミクロコスモス | いつも眠い

漠然と、どうにかなると思っていた


自分の中で輝く可能性だけが目印だった

ひとたび触れれば壊れそうなほど脆くて

気のせいだと言われればそこで終わってしまいそうで


それでも信じ続けた

妄信的だろうと気休めくらいにはなった


淡い淡い生まれたてを

少しずつ形にしていった


曲に歌詞がついて

レコーディングしてパワーアップして

ジャケットが出来上がって

曲が映像になって


予感は確信に変わっていった



なにか、始まりそうな気がした



----------キリトリ----------



僕らDETOXは


7/21

2nd Full Album

「ミクロコスモス」をリリースします


お待たせしました。


なにから話そう

どこから話そう



すでに至るところで話しているが

俺は自分の力のなさを実感していた

そんな数年間を過ごしていた


俺にしか見れない俺の可能性なんて

なんの担保にもならないことに気付かされた


「俺、自信あるんですよ!!」

それじゃあ、誰も見てくれなかった

「信じてください!!」

それじゃあ、誰も信じてくれなかった


結果を残さなきゃいけない。

そうでなきゃ人は振り向いてはくれない。


グロいことにコレが真実だった


かっこいいものはかっこいいから

何もせずともどうにかなると

俺は勝手に世界に見つかると

そう思っていた


驕り、怠慢

今思うとそうだったのかもしれない


宵の明星 - EP

ワールドエンド - Single を出して

特に変わらない日常に

特に変えようとしなかった日常に

俺自身電撃を落とす必要があった。


2022.02.22

俺は産まれて10000日目を迎えた(擦りすぎ)(普通にヤバすぎるから何度でも言う)(運命の子)


町田CLASSIXに

IRIE BOYS

WE ARE FROM YOU を呼んで

個人企画「oracle」開いた


その時、IRIE BOYSのGt.Shinhongくんに一冊の本を借りた


「ローリングサンダー」という本だった


内容はここでは話さないが(長いので)

当時、理想と現状の差異にウズウズクヨクヨしていた俺には

ブッ刺さりまくった内容であった

心情とよくマッチしたのだ。


そこで小宇宙という漢字に

"ミクロコスモス"とルビが振ってあった


綺麗な言葉だと思い、メモをしておいた



俺は人の心の中にも

宇宙があると思ってる


いや、むずいよね


ちょっと聞いて欲しいのだ俺の解釈を


日本には八百万の神という考え方が馴染んでる

神様は1人ではないのだ


月にも太陽にも

風にも雨にも

作ったおにぎりにも

使い古したギターにも

新品のベースにも

記念でもらった財布にも

コンビニで三円払って貰うビニール袋にも

あらゆるゴミやクソと呼ばれるものにも


全てのものには神様が宿ってる

という考え方だ


だから俺たちはモノを粗末に扱わない

出来るだけ大切にするよう教わってきたのだと思う


全てのものに、神様は宿るのだから



人は時に目で見えるものに惑わされる

小の中に大は入らないモノだと思い込む


米粒にも神様は宿るのに?

小さい神様なの?


きっと違う

俺らのスケールなんてもんは通用しないように出来てる


この身体の中の細胞も生きている

俺の命の中でまた命を全うしている


なんと尊くなんと美しい

俺もたくさんの命が住む惑星そのものだ

心の中にも宇宙は広がる


なにも"星が輝き廻る、真っ暗闇の無重力"

だけが宇宙ではないのだ


命の中に、命が宿る

それこそ宇宙なのだと


何の根拠もないフィーリングだけの

1人プレゼンテーションは終わりを迎えた


ずっとそう考えていた

ずっとそう感じていた


そんな俺の中に

ミクロコスモスという言葉はすんなり入ってきた


俺が悲しめば雨も降る

君が笑えば太陽は燃える

俺たちが死んでもこの星は廻り続けるが

俺たちが死ねばあの星は爆発する


意外と繋がっているのかもしれないと思えた



俺の中にも、君の中にも

宇宙が広がっているとしたら


だからと言ってどうということはない

きっと出来ることも少ない


だが、1人が2人に増えたら

2人が3人に増えたら

宇宙が少しずつぶつかり始めたら


吉か凶かわからんが

なにか変わる気がした



気になるんだ、俺は

この物語のフィナーレが。

本当に願いや祈りは

クソの役にも立たないのか。


証明する人間が必要だ

人を巻き込むにはアクションが必要だ

背中を押す力より惹きつける引力が必要だ


やるべき事はまとまった

付けるべき力を付けてきた

あとは食らわせるだけだ


全14曲

約1時間の宇宙旅行


どれか一曲は感じてもらえるはず

そう信じています


俺の中の可能性が

まだ走れと叫んでいた

沈黙に応えるように衝動は燃えていた

魂はようやく使命を見つけた



なにか、始まりそうな気がした



----------キリトリ----------



いつからだろうか

星を見上げることが多くなったのは


いつからだろうか

誰かの為に走れるようになったのは


俺の中の小さな変化は

大きな渦を巻いて形を変えていく

そしてまた可能性という輝きを見つける


誰にも聞こえないくらい小さく

誰にも見えないくらい遠い場所で

誰にも観測されない心の中で


得体の知れない輝きが

人知れず産声をあげていた。