2023BRM1028四国300km ぐるっと香川(前編) | 自転車旅(がしたいおじさん)のブログ

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2022/04タイトル改題
ブログスタート時はアラフィフ(50前)でしたが、ついに真正の50代を迎え、更に自転車沼に深くハマりつつあるおじさんライフを不定期で綴ります。

先に結論から述べると、初の300㎞ブルベ無事完走、ゴール認定も頂きました。
ただ反省点はこれまで出場したブルベの中でも最多となってます…。

今回は距離も長い上にネタも結構あるので、全3編でお送りします。

まずは出場前日から。
深夜(未明)勤務だったので、10時過ぎに帰宅。
半ドンだった嫁さんも昼過ぎに帰宅。
昼食を外に食べに行き、ついでに少し買い物をして15時ごろ帰宅。

ちなみに今回の移動は車が使えます。
嫁さんの実家(マンション経営をしているので、駐車場の空いてるところを1日だけ貸してもらいました)に停めさせてもらえる許可も貰ってます。
ちなみに実家の場所はJR徳島駅から東に3~4㎞のところなので、ロードだと15分前後。
ブルベの受け付け開始が5時なので、準備の時間諸々を考慮し、自宅を2時ごろ出れば良いかな。
ということで、夕方6時ごろ就寝し、0時ジャストに起床。
軽めの夕食を摂ってから入浴し、準備を整えたら予定通りに2時に自宅を出発。

3:30ごろ嫁さんの実家近くにあるハローズに到着。
道中の補給食とドリンク、あと朝食等を買い込む。
その後嫁さん実家に移動し、指定の駐車場に車を停め、朝食を済ませる。
食べ終わってもまだ4時前だったので、タイマーを30分後にしかけて、もうちょっとだけ仮眠。
4:30頃支度を開始。
準備整ったので出発。
徳島駅前まではほぼ一本道。
しかしその道中、真正面から結構な強さで風が吹いてくる。
イヤな予感するなー。

5時を少し回ったくらいで、スタート地点の藍場浜公園に到着。


わずか半月前もここからブルベスタートしてます。
しかしその半月で随分寒くなった。
前回は半そでジャージ+あい物のインナーにウインドブレーカー無しで済んでたのに、今回はインナーは同じあい物ですがジャージは長袖、さらにウインドブレーカーも装備してないときついです。

 

輪行バッグなどの荷物が小容量&軽量化できたのと、今回はコース全般ほぼ知ってる道ということで、COBRA(GUSTO)をブルベ初投入。


果たしてどんな結果になるやら。

受付を済ませると、どんどん他の出場者も集まってきます。


その中で、前回ブルベで知り合った同じ香川から出場のMさん&Nさんを発見。
前回は3日目ゴールのときバタバタして連絡先の交換ができなかったので、ようやくここでLINE IDの交換してもらいました。

その後ブリーフィングと車検を済ませ、定刻通り6時にスタート。

まずは徳島駅前からR192を西へ。
予想通り真正面からの風がキツイ。
ただ予想通り前回と比べ荷物が格段に軽いのと、バイクもCOBRAにしたので、速度維持は全然楽。
周りのペースに何とか合わせながら市内の平坦道を進む。

蔵元の辺りで右折し、吉野川を渡って北上。
この辺から集団がばらけ始める。
自分はMさんと、あと当日松山から参加されてたライダーとの3人で進む。
大坂峠の徳島側からの登りは初めてだったけど、事前に調べてた通り、香川側の登りよりも更に楽。
ただこのぐらいの時間になると気温も上がってきてるし、ウインドブレーカーも着てるので、結構汗だく。
(でも大坂峠の下りではまだ脱がずに正解でした。下りは北側斜面(日陰)なのでまだ気温が低かった)

香川側に入って、普段の通り慣れたR11を西へ。
風向きは相変わらず。
それでも常時23~25km/hのペースを維持し、うましの休憩所で初めての小休止。

ここまでのペースは、キューシートに追い書きしたペース表によると、17時間でゴール可能なペース。
まあ序盤のペースはアテにならないですけどね。

トイレが新しくなってました。


しかしもうさすがにウインドブレーカーは脱いでもいいかな。
(畳み直そうとしたけど汗だくでやりにくかったのと、どうせまた後で使うので、そのままバッグに突っ込む)
真新しいトイレで用を足し、あと補給食に買っておいたソイジョイを一本食べてから再スタート。
道なりに進み、羽立峠手前の交差点で右折し、大串方面へ。

この道も過去何度も走っててポイントは分かってる。
途中1ヵ所だけ激坂があるので、そこは抑えて登ります。
志度カントリークラブ前を通過すると、一気に下り坂。
小田浦漁港前の集落に出るので、その先の交差点を右折し興津海水浴場方面へ。

この先の道は過去一度だけ通ったことがあるんですが、その時は直接大串半島先端に抜ける細道の方へ行ったので、今回通る住宅地の中を抜ける道(県道137号)は初見です。
事前にストビューで見たときにヤバい斜度なのはわかってたんですが、距離が短いのでなんとかなると思ってたんですが…

海岸沿いの道を離れて左折し、山沿いに住宅が点在するエリアへ。
最初のつづら折りの道は斜度10%くらいの道で、なんとか普通に登れるレベル。
こんなもんだったかな…と訝しみながら進むと、ナビが更に左折の指示を出してきた。

登り始めてみると、ストビューで見てた印象とまるで違う…(汗
とりあえず普通に登り始めたものの、最後まで登りきれる斜度じゃない。
早く下りないと、途中でへばって落車してしまう!
とは言え斜度がきつすぎて、クリートを外せるタイミングが作れない。
ギリギリのタイミングで民家の駐車場に突入し、平坦な場所を確保してようやくクリートを外せました。
一瞬ホントに落車しそうになって超焦った~。

結局そこからは押し歩き。
その道の最高到達点までは距離としては500mも無かったはずなのに、押し歩きでさえ息が上がるレベル。

少し息を整えてから再スタート。
その後県道135号に合流し、大串半島先端に向かいますが、今度は両足の太ももが足攣り。
足攣りはクロス乗ってた時は何度かありましたが、ロードで両足攣るなんて初めて。
やはりさっきの斜度で足に想定以上の疲労が溜まってるようです。
さらに言えばこれまで散々走ってる大串半島先端までの道で足攣りなんて初めてですが、とは言えこの状況ではどうにもならないので、攣った足をほぐすため押し歩きし、多少ほぐれたところで走行再開。

しかし少し走るとまた攣る⇒押し歩きでほぐす⇒治ったら乗る、の繰り返し。

 

展望公園(現在工事中で入れません)の横を通過し、最初のフォトチェックポイントのさぬき市野外音楽広場テアトロン前へ。

自分が着いた時、Nさんが写真撮影中でした。
Nさんを見送ったあと自分も撮影し、あとは道なりに半島の先まで下ってぐるっと一周しさぬきワイナリーの裏へ。
そこまでの道もまだ数か所登りがありましたが、短時間の休憩と、あとテアトロンの前で補給にアミノバイタルのゼリー1個食べたのが効いたのか、今度は足攣り無しで何とか登りきれました。
しかし水分をかなり消費したので、さぬきワイナリーの表に回ったところの自販機前で停まって、カロリー補給も合わせて、350ccの炭酸を一本がぶ飲み。


その後は道なりに半島を下り、志度方面へ。
最初の想定では、このあと志度の手前で一旦コースアウトし、こがね製麺所志度店で早めの昼食と摂ろうと思ってたんですが、大串での大幅なペースダウンで、そんな余裕なし。

キューシートに追い書きしてた参考通過時間での最遅(19時間ゴール)でのペースよりも更に遅れており、もう既に全く役に立たない。
そしてさっき補給も入れてしまったため、今の時点ではあまり空腹感が無いこともあり、昼食は先送りして次のフォトチェックポイントへ向かうことに。

志度駅前でR11に再合流し、またもや西へ。
次は牟礼の道の駅を過ぎた次の角を右折して庵治方面へ。

コトデン塩屋駅を過ぎて進んでいる最中、いきなりサドルが後ろに倒れる。
先のブログ記事でも書いてたように、今回のブルベに備えてサドルを交換してたんですが、締めが緩かったよう。
ツールボトルからマルチツールを取り出して、サドルの角度を直して締め直し。
しかしこの作業をしているときから妙に目がしょぼしょぼするのと、体のだるさが気になり始める。
疲労が溜まってるのは分かってるんですが、300kmのブルベとしては距離的にまだまだ序盤だし、どうしたものかな~と思いながら、庵治の海岸ルートの道に入る。

アップダウンのある道を進んでいると、なんとなく今の不調の原因が分かってきた。
睡眠不足だ。

この時の時刻が11時前後。
元々前日が深夜勤務で睡眠時間も少なかったところに、今朝も0時に起きて準備して出てきたから、この数日間の睡眠サイクルがぐちゃぐちゃ。
これなら前回ブルベのときと同じ宿に予約し、前泊でスタートギリギリまで寝ておけば良かった…。

一旦どこかで横になって休憩しないと、このままでは体がもたない。
休憩場所として考えたのは歯ART美術館手前にある、庵治石モチーフのデザイン看板のある公園でしたが、そこには庵治石で出来た人ひとりが腰かけるベンチしか無かったのでスルー。
更に先に進むと道路沿いにサイクルラックとベンチが併設してある休憩所があったので、そこでタイマーを仕掛けて横になる。


ちょうど通りかかったMさんが心配して声をかけてくれましたが、事情を話して先に行って貰う。

日差しが強いので睡眠までは取れませんでしたが、サイクルキャップの鍔を下ろして目深にかぶり、10分間目をつぶって完全に脱力状態を作ると、いくらか回復しました。

その後コースに復帰し、第二フォトチェックポイントの竹居岬に到着すると、先行メンバーたちはちょうど入れ違いに出発するところ。
そちらを見送って自分も通過チェック写真を撮影。


そしてもまたコース復帰するために激坂を登る(もちろん押し歩き)



ドリンクが切れたので、道中の自販機で購入し、ついでにまた炭酸一本追加で買ってその場で飲み干す。
しかしそろそろちゃんと補給しないと体がもたなくなるな。
手頃な補給場所を考えたところ、この先のルート上にある八栗の大木戸(うどん屋)を思い出す。
あそこならセルフで回転も速いし、支払にPayPayも使えるので、タイムロスはかなり抑えられる。

店の前に到着。


看板の下(店舗横の駐車場の隅)にサイクルラックができてた。
ロードをそこに吊るし、店内へ。
冷かけ大とちくわ天。


(早く食べ終わるようにと冷かけを選んだのは正直失敗だった。長時間ライドで消化力落ちてるので、暖かいのしておくべきだった)

食べ終わって出ようとすると、飲料水のコップの補充に来ていた店の大将らしき人から、
「自転車乗ってる人?」
「サイクルラック使ってくれてるの?」
と聞かれる。
話を聞くと、最近ああいう自転車(ロード)乗ってる人多いので、単に切ってきた木を看板に横渡しに取り付けただけのものだけど使ってくれればということだったらしい。
大変助かってますよ、と返すと、うれしそうにしながら奥に引っ込んでいった。
こういうやり取りの記憶って、また同じ店に来たくなるきっかけになりますよね。

コースに復帰。
いつもこのコース走るときは八栗のマルナカで右折して屋島の長崎の鼻方面に行くことが多いですが、今回はそのまま直進してR11に再合流。
ただ高松町の交差点で二段階右折しても、主道側の左端車線が左折限定なので、そこから市内方向への直進って結構難しいんですよね。
これならコースを車通りの多いR11じゃなく、旧R11(観光通り)にしてくれれば交差点で右折せずに真っ直ぐ行けるし、距離的な差もほとんど無かったんじゃないのかな~。

土曜日のお昼ごろのR11は結構な交通量。
とは言え道幅があるおかげで、ほとんど渋滞らしい箇所はなかったけど、さすがに市内中心部に近づいてからは危険回避のため時々歩道を使いながら西へ進む。

番町交差点を過ぎた辺りで距離がちょうど100㎞を越える。
そして時刻は13時少し前。
と言うことはスタートから約7時間経過。
このペースだと、ゴールに全然間に合わないんだけど…。
どうしたもんだかね~。