『日本列島‣太平洋側被害』
「1000年に1度」の大噴火か トンガで通信寸断、被害把握難航
南太平洋の島国トンガ付近の海底火山で15日に起きた噴火で、同国や周辺諸国のほか
日本や米国など太平洋沿岸の広範な地域に津波が押し寄せた。
高知・徳島で漁船が転覆、沈没
津波で津波注意報が出された高知、徳島両県内では16日午前、漁船など計17隻が転覆・沈没し、
3隻がロープが切れて流出する被害が確認された。津波の影響とみられる。人的被害の報告はない。
四万十町などによると、町内の小室漁港で漁船3隻が転覆し、1隻が沈んだ。
東洋町の甲浦港でも1隻が転覆。土佐清水市の三崎漁港では2隻が転覆し、
2隻がロープが切れて一時流出した。黒潮町内でも佐賀漁港と入野漁港で各1隻が転覆した。
また、徳島県内では、海陽町の宍喰漁港で船が3隻転覆し、1隻がロープが切れて流出した。
16日午前0時半ごろから、船のぶつかる音が漁港内で響き、午前5時過ぎまで、
5~10分の周期で潮位が上下し、3隻ほどの漁船が港内を漂流していたという。
市内の佐喜浜漁港では係留されていた約40隻の船のうち、漁船10隻ほどが沈没や転覆をし、
流されて行方が分からなくなったものもある。
気象庁は午後2時、北海道から沖縄にかけて広い地域に出していた
津波注意報をすべて解除しました。