2012年の話。
闘病中の食生活についてです。
白血病のわたしの場合、
白血球が低下しやすいことから感染予防のために食事制限がされました。
生モノ全般禁止。
お刺身、生肉、生野菜、果物、クリーム…
ヨーグルト、納豆などの菌類、
基本的に加熱されていないものは禁止でした。
※だだし生もの禁止に明確な根拠はないそうで、念には念を…という病院の方針です。
十年前の話なので現在の見解とは異なります。
じゃあ何が食べられるの?
という話ですが、加熱調理したものが基本。
病院食は薄味ではあるけれど、
皆さんが想像しているよりも美味しいです!
これは「なごみ食」と言って、
栄養もたっぷりで、慣れると外食の味はやっぱり濃かったんだなーと感じました。
ただ…
生野菜の代わりにお湯を通した野菜。
温野菜とも違って、ただびちゃびちゃとしたキャベツのサラダなんかは苦手でした。
あと高野豆腐がよく出るのだけど、
めちゃくちゃ飽きる。
果物の代わりに缶詰(加熱処理されているからOK)の桃とミカン、パイナップルのエンドレス。
基本的に献立は月毎のローテーションなので、
入院生活も長くなってくると
見なくても今日の献立が分かるんです。(笑)
薄味もちょっと飽きたかなーという時に、
ふりかけやお茶漬け海苔、ドレッシングなどのちょっとした調味料をストックしておくと便利でした!
(※ 感染症対策で開封したものはすぐに使い切ったほうがいいと判断する病院もあるため、小袋や個包装であることが望ましいです。)
普通に生活している分には、わたしはあまり
食に関心が高いほうでないと思います。
それでも食べる楽しみを奪われるのは辛かったし、
食べられることは幸せなこと。
なるべく残さないようにしようとフードロスへの関心も高まったと思います。